(★★★☆☆ 星3つ) 原題は単に”Gravity”。象徴的ラストシーン(ここではネタバラしなし)からすれば、原題の方が優れているが、興行成績を上げるには無重力としてゼロをつける方がいいのだろう。…
カテゴリー: 洋画・アジア映画
洋画・アジア映画(邦画以外の映画)のレビューコーナーです。
(★★★★★ 星5つ) 正に三つ巴の三角関係の映画。三角関係でそこに男から男への恋愛感情がある点は特に珍しくもない。というと世界観が狭そうだが、台湾の社会体制変革を背景に27年の時を経て物語が展開されるとなると、話は別だ…
(★★★★★ 星5つ) まず、映画としての出来が非常に良い。フリーダの情熱的で肉感のあるシュールな絵画と、実写とをなじませる画面エフェクトは、ともすると陳腐になりがちだが、この映画ではそれが見事に映画自体の芸術性をアップ…
(★★★☆☆ 星3つ) 日本語版予告編ではナレーションに大山のぶ代を起用し、その破壊力が一部マニアの間で話題になった作品。ドキュメンタリーフィルム風の演出の、いわゆるファウンド・フッテージの手法で描かれているが、ブレアウ…
(★★★★☆ 星4つ) 荒廃した地球に住む大多数と、そこから離れた人口の理想郷に住む一握りの超富裕層。そして地球から理想郷へ行くことを目指す主人公。ありがちな設定だが、実際には色々な人物の思惑が交錯していて、思ったよりも…
(★★☆☆☆ 星2つ) 原題は”El Bulli: Cooking in Progress”、といってもドイツの映画で、日本語表記ではエル・ブジと書かれることも多いスペインの人気レストランのドキュ…
(★★★★★ 星5つ) シュタージの存在に戦々恐々とする共産体制下の東ドイツでの模様が、極めてリアルに描かれている。誰がどんな選択をしても誰も幸せになれないがんじがらめの世界の鬱屈と恐怖、その中を必死で生き抜こうとする人…
(☆☆☆☆☆ 星ゼロ) シリアルキラーとしてその汚名を全米にとどろかせたジェフリーダーマーを素材として取り上げた「フィクション」だが、まったくもって駄作である。シリアルキラーが恍惚を伴って殺人に及び、その死体を愛し、一部…
(★☆☆☆☆ 星1つ) ※以下、ネタバレあり 駄作。サスペンスに見せかけているが、単にそれぞれのコードや組織が散逸・リンクしていて、それに猟奇でもない殺人シーンと重みのないカルト教団風味が足されているだけ。 ダビンチの「…
(★★★☆☆ 星3つ) 難しかった。16世紀後半~17世紀にまたがり実在した画家カラヴァッジョ(画家名ではこう表記されるのが一般的らしい)が死に瀕して自分の一生を思い浮かべ…という映画なのだが、そもそもの素材に取られた画…