入江敦彦(著) (★★★☆☆ 星3つ) イギリス市場でいかにゲイがお金を落とす存在であるかを数字を挙げて語るとともに、社会的・経済的に影響力のあるゲイやレズビアンを列挙して、ついでにストレートピープルにも少し教育してしま…
カテゴリー: レビュー
私個人の好き・嫌い・実体験の記録・印象を記したページです。
現在、音楽、書籍、映画、飲食店の4分野があります。
評価の凡例は以下のとおり。
★★★★★(星5つ)・・・ 最高に素晴らしい。他人にも是非お勧めしたい
★★★★☆(星4つ)・・・ 充分に満足、そのための時間を費やす価値がある
★★★☆☆(星3つ)・・・ 至って普通、特に不満はない。お好きならぞうぞ
★★☆☆☆(星2つ)・・・ 残念。不満やフラストレーションを感じる
★☆☆☆☆(星1つ)・・・ そのための時間が無駄、腹立たしい
☆☆☆☆☆(星ゼロ)・・・ 話にならない
なお、レビュー対象物の営業に関わる
個人・会社・団体の誹謗中傷や信頼失墜を目的とするものではありません。
書籍・CDやDVDのカバー図案や、
映画ポスターの著作権は、各制作の権利者に帰属します。
まずいスープ (★★★★☆ 星4つ) 短篇集。小説はリアリティーを追求すればするほど描写は難しくなる。リアリティーを出すには細かい設定が要るがしかし、小説とはその設定された舞台のうえで嘘をつく余地のうえに展開されるものな…
一千一秒物語 (★★★☆☆ 星3つ) 自分にとって稲垣足穂といえば『A感覚とV感覚』だが、それもこの本には収録されている。しかし、それを読もうと思ってこの本を買ったのではなく、読もうと思ったのは、タイトルの物語に興味を惹…
よもつひらさか (★★★★☆ 星4つ) ホラー短篇集で、12個の物語が入っている。いずれの物語も、短い中で展開が二転三転して、テンポがよい。そしてよく練られている。好みの濃淡はあるけれども、現実感ある世界の中でありそうな…
保坂和志(著) (★★★★☆ 星4つ) とっちらかっている。思考も、文章も。この本は書かれたものではなく、編集者を前に10時間ほどしゃべったテープがもとになっているらしい。が、さすがにです・ます調とだ・である調くらいは統…
十蘭レトリカ (★★★☆☆ 星3つ) 本作は短篇集。久生十蘭は鬼才であり、個性際立つ無二の存在であり、その作品が深く愛されることに異論はない。が、ただ単にこの本にはどうも入り込めなかった。まだ会社に通っていた頃、ブツ切り…
東京伝説ベストセレクション2 錯乱した街の怖い話 (★★★★☆ 星4つ) 短編集。本の触れ込みには「現実世界の恐怖事件簿、都市伝説系実話怪談の”ワースト”選集、第2弾。」となっている。とありながら…
時生 (★★★★☆ 星4つ) タイムシフトによるreincarnationの物語。中盤を占めるVシネマまがいの大阪チンピラ物語は冗長で読み飛ばしてしまってかまわないような内容。父親のダメっぷりは、誰もが共感できないような…
半藤一利(著) (★★★★★ 星5つ) これを読もうと思ったのは、自分のルーツを考えたからだ。Profileのコーナーの「社会的ヒストリー」に書いているように、母方の祖父は満鉄の嘱託医だった。母は1940年にハルビンだか…
草の花 (★★★★☆ 星4つ) 肺病病みで、憂鬱で悲恋で蒼くて純粋で、思想に燃えていてしかし実行力が伴わず……、と、時代の空気・小説の潮流のオンパレード。そこから志向脱却できないものか、と、詠んでいると少々じれったく思え…