音楽レビュー Lisa Shaw


Free (2009)



(★★★★★ 星5つ)

既に完成された洗練世界を↓の”Cherry”で見せているLisa Shawだが、これはさらにハウスサウンドを進化/深化させて、音の幅を広げている。よりダンサブルになり、リミックスシングルなどではもはやディープハウスの域にとどまらないようなアタックの強いサウンドもある。
が、クールでスタイリッシュなところは相変わらず。歌も単に雰囲気ものではなく、うまさが際立っているのにこれみよがしでないところがいい。

Cherry (2005)



(★★★★★ 星5つ)

Lisa ShawはディープハウスのBlue Sixなどでシンガーとしてフィーチャーされていて、そこから興味を持って聴き始めた。Blue Sixではクールでアノニマスなものに聞こえたボーカルが、本人名義のソロで聴くと、とても深く、透明で清潔なカラーが際立っていて、実に心地良く聴こえる。洗練されていてクールだが、陰鬱ではなく、温かみも感じるので、朝聴いても昼間聴いてもいい。おすすめ。