音楽レビュー Ladybird


Ladybird (2012)

(★★★★☆ 星4つ)
(★★★★☆ 星4つ)

ディープハウスのアーティスト。サウンドスタイルはミニマルハウスのような感じ。情報もまたミニマルで、どういったアーティストなのか出自もよく分からず、名前も一般名詞で、徹底的なミニマリズムといった印象。

アルバムの前半ではそうした徹底したミニマリズムによるディープハウスなのだが、しかし後半になると、多少ソウルフルな響きを帯びてくる。そして、ビートもハウスの4つ打ちからも離れたりもする。無彩色からエモーショナルな(もちろんサウンドスタイル上、抑制された表現ではある)グラデーションが心地良い。