音楽レビュー Erasure


Fill Us With Fire (2011)


(★★★☆☆ 星3つ)

ちょっとシングルを聞いてはなんとなくダサい音作りがイマイチで、本気で聴く気になれなかったErasure。アルバムが出たのを機に聴いてみたが、やっぱりちょっとダサかった。(笑)
イギリス系のエレクトロポップは、Pet Shop Boys然り、(出身はニューヨークだがイギリスの方で人気がある)Scissor Sisters然り、あの垢抜けないのがむしろスパイスなんだろうが、どうも自分には合わない。リミックスはサウンドスタイルがそれぞれのリミキサーのスタイルになっているので、あまりダサくはない。

ところでこれを聴いて思うのは、アーティストがゲイだとかゲイフレンドリーだからとかで、無条件にいいとは思わないものだなということ。そうした姿勢と音楽とは別だと思う。でも、ErasureのAndy Bellは2004年にHIVポジティブであることを公表してからも永らく精力的に音楽活動を続けていて、頑張ってほしいと思う。