(★★★★☆ 星4つ)
3Dにて劇場で鑑賞。元から深遠さとか味わい深さは期待するまでもなく、今お金をかけるとCGはどこまでできるのかを楽しむべき映画。風、振動、匂いなどもシンクロして演出される4Dを観た人によると、最初は楽しいけれど、だんだん疲れてきて最後の方はミッションだったとか。
3Dが進化していて、少し見やすくなった。少し前までの3Dは、平面のオブジェクトが前後に並んでいる、立体絵本のような見え方だったがオブジェクトの奥行きが連続的になってきたように感じる。無論、実世界そのままではないのだが、だいぶ自然になってきた。字幕が読みにくいのは相変わらず。
そしてストーリーだが、純然たるエンターテインメント映画だけに平明。分かりやすいように悪者は悪者らしく、ヒーローはヒーローっぽく。最後恐竜同士の対決は「ええと、ゴジラを見に来たんだったっけな」と思わせるものだったし、多少人間と意思疎通できる恐竜の振る舞いが漫画っぽくもあったが、それはそれ。映像を楽しみ、頭を使わず観る娯楽としては、よくできていた。レビューとしても、そう深いことを書くべきこともない。(2015/9/21 記)