飲食店レビュー かに道楽 調布仙川店(かに料理 府中市)

ずわいとたらばと毛蟹の茹で盛り合わせ。身はどれもジューシー。
ずわいとたらばと毛蟹の茹で盛り合わせ。身はどれもジューシー。

(★★★★☆ 星4つ)

かに道楽は、ご存知蟹料理の店。チェーン店だからとたかをくくっていたところがあったのだが、なかなかどうして、充実しているしサービスもよくてさすが生き抜いている店だけのことはある。パートナーと遠出のドライブの帰り、「今晩何食べようか?」と話していて、「かにでも食べようか」と、予約なしでふらりと寄った。平日のせいか比較的空いていて、個室に案内される。

チップの習慣がないせいか、日本の店では「テーブル担当」と称した人がつきながら、用ききや配膳のたびに違う人がきたりする店がままあるが、かに道楽では一人の人がついて、最初から最後まで見るようだ。個室なので、用を頼む時に面倒かと思いきや、内線電話がついているので、呼ぶのも簡単。店が分煙になっていたのかどうか分からなかったが(おそらく分煙)、個室なら仕切られているので、禁煙派の我々にはありがたい。ただし、上は隣席と繋がっているので、会話は丸聞こえ。

さて、肝心の料理だが、1人8,500円の会席コースを頼んだ。蟹食べ比べという、ずわいとたらばと毛蟹の茹で盛り合わせが一品目に出てきた。結構な量で、それだけでも蟹を十分食べた気分になる。が、もちろん続く料理も食べる気十分で、順に刺身、かにみそ、炭火焼、てんぷら、寿司と、およそ蟹料理に期待するものはちゃんと味わえる。特に気に入ったのは、七輪を使った炭火焼。焼き蟹の香ばしさはなんとも言えない。デザートのアイスクリームはごくごく普通だが、抹茶がけのを頼むと、その場でお給仕さんが抹茶をたててかけてくれたのがよかった。

ふぐもそうだが、こういう素材を楽しむ料理は奇をてらったことをするよりも、まっとうなものをまっとうな方法で出すことが期待されるもので、その点、こういう店はちゃんとノウハウを蓄えていて、よい。俗に、蟹を食べると無口になるというが、ちゃんとさばかれて食べやすくなって出てくるので、無口になりすぎず(笑)食べられるのも、そういったノウハウ故か。気軽に蟹を食べようと思ったら、お勧めの店。

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