シャンパーニュレビュー Amour de Deutz Brut 2007

パートナーじょにおの誕生日に贈った1本。まあ贈ったといっても、結局俺とじょにお2人で飲むことにはなるのだが。誕生日当日はレストランで別にシャンパーニュを飲み、これは1週間ほどしてから飲んだ。

Amour de Deutz Brut 2007
Amour de Deutz Brut 2007

Amour de Deutz Brut 2007(アムール・ド・ドゥーツ ブリュット2007)は、Deutzのトップキュヴェのうちの1本。以前はWilliam Deutz、William Deutz RoséとこのAmour de Deutzがトップキュヴェ3本柱だったのだが、数年前Amour de DeutzにもRoséが発売されたので、今は4本柱のうちの1本ということになる。Amour de Deutzは数年前に2003を飲んで以来。05、06は飲んでおらず。

これはブラン・ド・ブラン(白ぶどうだけで醸されるシャンパーニュ)。ピノ・ノワールで有名なアイ村に本拠を置くメゾンのトップキュヴェとしては異例に思えるが、評判は高い。当然グラン・クリュのみのシャルドネを使用。熟成期間は不明だが、トップキュヴェだけにもちろん長期間置かれているはずだ。ドサージュ(澱抜き後のリキュールによる補糖)も量は不明だが、近年の傾向に従い、少なめになっているはず。

開栓して現れるのは有名なミュズレ(コルクを留める金属のキャップ)。モラビトのデザインになるもので極小ながらダイヤが埋め込まれており、ペンダントにできるように穴があって、ミュズレ裏には紐まで巻かれて入っている。

天使の手元にダイヤが。砲丸投げのポーズみたいと言ったら怒られた。(笑)
天使の手元にダイヤが。砲丸投げのポーズみたいと言ったら怒られた。(笑)
こんな風にペンダントになる。モデルは嫌々ながらやらせられているノアノア。
こんな風にペンダントになる。モデルは嫌々ながらやらせられているノアノア。

さて、そんな付録はさておき。開栓してグラスに注ぐと、泡は細かく立ち上り、上品な印象。現時点(2017年6月初旬)での最新キュヴェとはいえ、もう10年になるのだから、溢れんばかりの泡という訳ではないが、細く立ち上り続ける泡はシルキーで、口に含むとムースのように広がる。

味わいはフィネスを感じる完全さの中にも溌剌としたフレッシュさがある。10年経っているとは思えないほどだ。2003年は、もうちょっとふくよかな傾向があったかと記憶している。

香りは白い花々、アカシアの蜂蜜のような軽い蜜に、レモン、日本の白桃のような要素があり、軽やかで華やかだが、決して浅くはない。余韻は長く、優雅な気分に包まれる。Deutzは天使がモチーフとして各所にあしらわれているが、これは天上の極楽。

細かい泡と淡い色合い。
細かい泡と淡い色合い。

あまりにもスムースで、もったいないがするする飲み進められてしまう。酔い心地も快適。後半には香りはいよいよ華やかさを増すとともに、Deutz独特の、どこか森の中を思わせるような深みを感じる。祝い事には選ぶと幸せになれること請け合いの1本。これは05年、06年も試さなければ!

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