音楽レビュー Backstreet Boys

In A World Like This (2013)


(★★★★☆ 星4つ)

最初聴いた時にはどうもただ流れていってしまうだけの印象だったが、2度3度と聴くにつれ、耳に入るようになってきた。大人になってもBSBはBSBなのだが、やはり彼らでないと出せない味というものがあって、それを自分達で認識したうえで音楽をやっているのだろう、いい成熟を見せている。タイトルソングでシングルカットの”In A World Like This”ではそんじょそこらのR&Bアーティストも顔負けの歌唱力とボイスレンジを披露してくれているし、嫌われない音なだけではないスピリットがアルバムを通じて感じられる。

そうは言いつつもマンネリ感も免れない面はある。しかし、それも全部含めたうえで、外さない音楽のなかで新しさを表現する努力が見られる。大人が聴けるポップ。(2013/8/11 記)

This Is Us (2009)


(★★★★☆ 星4つ)

Backstreet Boys 7作目のスタジオアルバム。アルバム写真では大人っぽくなったが、音は相変わらずポップ。分かりやすく、キャッチーで、これはこれであり。妙にR&B色に振らなかったのも正解だと思う。シングルカットされた”Straight Through My Heart”のハウスリミックスも、いかにもピークアワーにかかりそうな曲調。アイドル系と目されている彼らだが、パフォーマンスはしっかりしている。その上でポップの王道を行くのが、”This Is Us”という自負なのだろう。

ポップはポップのままがいい。Backstreet Boysの本作は、自分の立ち位置をしっかり再確認しているので、安心して楽しめる。

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