音楽レビュー Brenda Boykin

Brenda Boykin (2013)

Brenda Boykin
(★★★★★ 星5つ)
セルフタイトルドアルバム。リリースの経緯が不明なのだが、ファーストのChocolate & Chiliからの曲を多く含むことから、仕切りなおしたre-releaseものか。フィーチャリングアーティストを迎えた3曲のグルーブがとても新鮮。ダンサブルでさえあるのだが、濃くて深い音は唯一無二。これでもってメジャーな成功をしてほしいと思う一方、メジャーになって味が薄まると困るので、知る人ぞ知る存在でいてほしい気もする。ともあれ、極上。(2013/2/16 記)

All The Time In The World (2012)


(★★★★★ 星5つ)

2008年の名盤から4年、待望のセカンド。”All The Time In The World”と題されているとおり、様々なサウンドスタイルがブレンドされている。一聴して感じたのは、ジャズというジャンルから踏み出してポピュラリティーを得ようとしているのではないかということ。
そのためなのか、エキゾチズムだけではなく、多く都会的な要素が含まれ、ニューヨリカン・ソウルのようなアシッドっぽいサウンドも聴かれる。散漫になるかと危惧したが、意外にもまとまりがある。それはBrenda Boykinの力量によるものだろう。見事に音楽の場をしきっている。ファンキーなノリを見せたかと思えば、Sarah Vaughanをも凌駕するような豊かでセクシーな低音を響かせ、単なるおしゃれサウンドではない展開を見せる。(2013/2/16 記)

Chocolate & Chili (2008)


(★★★★★ 星5つ)

シックでエキゾチックでセクシー。完成度が高く、醸成された味わいが、何度もリピートして聴きたくさせる。スイング感が絶妙、声もこの人ならではの聴かせる声。2008年の女性ジャズボーカルで最大の収穫かも知れない。こういう人がもっと知られていいと思う。

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