音楽レビュー Stephanie Cooke


Beautiful (2012)

(★★★★☆ 星4つ)
(★★★★☆ 星4つ)

ハウスの名門レーベル、King Streetからの単独アーティストアルバム。KSはハウスレーベルという特質上、アルバムが出る場合には各アーティストから出されたEPのコンピレーションであることが多いので、これは珍しい。
音はいかにもKSらしい、アンダーグラウンド感がありながらも整理された音構成と追いやすいメロディーのボーカルハウス。最近のピッチベンドを多用したエレクトロハウスの音が俺は好きではないので、こうしたかっちりしたハウスサウンドは聴いていてほっとする。

1枚通して聴くと、もう少しトラックのスタイルに変化があってもいいかなと思うのだが、これがこの人の作風です、というアーティスト色を出すには成功している。