音楽レビュー Sérgio Mendes


Bom Tempo Brasil Remixed (2010)


(★★★★★ 星5つ)

Sérgio Mendesが何故House/Dance/Electroに分類?と思われるかもしれないが、これはリミックス盤。

昔からラテンハウスのジャンルに属する曲はいろいろあって、クラブで盛り上げるには欠かせないものだったりするのだが、これはラテン「風」ではなく、本家本元のラテン、しかもあの大御所、Sérgio Mendes。しかし、あまりの意外な展開で、見た時に企画が色物っぽい気もした。リミキサー陣を見ると、さすがに大物だけあって、通な人好みの名前が連ねられていて、いいところをついている。Paul Oakenfold, Roger Sanchez, Bimbo Jones…..

これは聴いてみるしかないなと聴いてみて、聴いたら、素直にいい。踊れる。楽しい。聴きやすい。ああ、音楽って楽しいんだ、そして気持ちを開放させてくれるものなんだ、そのためならおいしいとこ取りでSérgio Mendesがハウスになるのは大ありじゃないか!と思った。夏やリゾート、ドライブなどにうってつけ。これを発見した人は、かなりの拾い物をした人だ。