(★★☆☆☆ 星2つ)
犬への愛情も素晴らしいし、出ている犬達自身も素晴らしい。反戦や、9.11で受けた衝撃を語る重要さもよく分かる。
が、どうも犬達の世界と反戦へのことを無理矢理タグづけしてしまったような感じで、映像もブルース・ウェーバー自身の手になる素晴らしい映像美は少なく、古い映像のカットインが頻繁で、全般を通じて見ると、「ブルース・ウェーバーの作品」という映像への期待が高すぎたためか、欲求不満を感じる。
言いたいことがたくさんありすぎたのか、重いテーマを犬の映像とカップリングすることで消化させやすくすることを意図したものの、どちらにもつかない感じがして、もう少し他にやり方があったのでは、という感じがした。