パートナーじょにおの不規則勤務と出張が続き、気分転換が必要で、ANAインターコンチネンタルホテル東京でのシャンパンガーデンに行ってきた。G.H. Mummとのタイアップで、(プランによるが)フリーフローでシャンパーニュを楽しめるイベント。イベント会期満了間近で、半額オファーがあり、それにホイホイつられて出かけた。
コースはシャンパーニュのフリーフローを含むコースを予約しておき、着席して早速楽しむ。
G.H. Mumm Grand Cordon Rosé(G.H. マム グラン・コルドン・ロゼ)は、今年(2018年)6月に発売されたG.H. Mummの新しいロゼ。G.H. MummといえばF1のシャンパンファイトで有名で、その時に使用されるコルドン・ルージュ(という名前だが、もちろん白のシャンパーニュ)が代表銘柄で、まだ市場にも出回っており、同じくG.H. Mumm Roséもある。それらに代わる新ラインナップが発表され、ボトルデザインも新しくなった。
このGrand Cordon Roséがアッサンブラージュ(赤ワインをブレンドして作られるロゼ)なのかセニエ(黒ぶどうの果皮を浸潤して色をつける方法)なのかは、資料がない。最近はアッサンブラージュでもきれいな色を出せるようだし、セニエは手間がかかるので、セニエならセニエで作られたことを売りにするはずだから、これはアッサンブラージュではないかと推察する。
飲んでみると、ロゼで危惧されるタンニンのえぐみはほとんどなく、切れ味の良い飲み口。これならビーチがコンセプトのガーデンイベントにも合う。舌に残るような感じはなく、さっぱりしているが、香気は豊かなので、ドサージュは少なくとも7g以下だろうなと思ったら、6g/lだとか。バランスの良い感じで、フードペアリングも幅広く対応できそう。カラマリフライと、オマールのサンドイッチを一緒に食べたのだが、どちらとも相性が良かった。
セパージュ(使用されるぶどう品種の割合)は、ピノ・ノワール60%、シャルドネ22%、ピノ・ムニエ18%。ムニエがくどからずフルーティなバランシングに寄与している。大変気分良く飲めるロゼで、色もサーモンピンクで美しく、ベリー系の香りもありつつ、シャンパーニュ本来の味わいがあるので、パーティーなどには好適な1本。