晶家軒(Silks House 中華料理 台北市 リージェント台北内)

前菜。花椒ベースのスパイスを振ったホタテが絶品。

(★★★★☆ 星4つ)

晶家軒はリージェント台北内にある、四川料理と広東料理を出す中華レストラン。台北でのプライド・パレードに参加した際、ホテルに滞在して食べに行った。場所柄、高級中華で、モダンな中にも落ち着いた雰囲気。

なのだが、日本人客の下品なこと。日本から予約して行き、メインダイニングに通されたのだが、隣の円卓がうるさいうるさい。ゴルフ帰りのような格好で、酔い、大声でしゃべり立てていて、とても隣席でゆっくり食事を楽しめる雰囲気ではなかったので、我々のテーブルは、半個室席のある別場所に変更してもらった。他の客は静かに上品に食事を楽しんでいて、ああ、こうして日本人はアジアに出ると傍若無人な態度で嫌われるのだな、と、日本人の嫌な面を見てしまった。日本を訪れる大陸の中国人のことを、日本人は決して笑えない。

気を取り直して移動した半個室でコースメニューをオーダーし、食事をスタート。コースメニューは種類が多く、腹具合、食べたい食材によって、様々に選べる。リーズナブルな値段のものもあった。

ドリンクメニューはお茶、ワイン以外の酒などはそこそこの種類がある。我々はシャンパーニュで行こうと思ったが、一種類、しかも銘柄なしでメニューにあったのみだったので、期待はできないと思い、ボトルはやめにして、お茶を頼みつつ、グラスで飲んだ。

食事はまずモダンな盛り付けの前菜から。その後、伊勢海老、フカヒレ姿煮、干し鮑、北京ダックと、定番の食材が出て来るが、そちらは特にアレンジを加えておらず、オーソドックスな高級中華を堪能できる。
味はさすがにどれも洗練されている。特にフカヒレは、丁寧な下ごしらえがうかがわれ、含ませたスープの味も上品だった。器はミニマリズムとも思えるような、白くシンプルな皿で、あくまで主役は料理。驚きはないものの、期待された物が期待通りの味で出てくる。コースを通じて食べると、お腹も超満腹。量でも不満を覚えさせないのは本場流だろうか。

サービスはとても静かで丁寧。すこしへりくだりすぎではないだろうかとも思われるような物腰の女性が我々のテーブル担当だったが、少しの日本語のみで、他スタッフ含め、英語は不得手な様子だった。最高級ホテル内のレストランだけに、言葉によるコミュニケーションはもう少しできてもよいかもしれない。まあ、我々が中国語は「謝々」位しか言えないのも問題があるのだろうが。料理の出て来るタイミングは適切。半個室で、スタッフの姿はほとんどこちらからは見えないが、目配りが行き届いているので、追加オーダーなどにフラストレーションを感じることもなかった。その辺りはさすが。

総評としては満足。料理は安定しているし、失敗の許されないホテル内のレストランとして、良い水準。これで料理に多少の驚きがあり、スタッフのコミュニケーションが円滑であれば、もっと良くなるだろうという印象。

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