台湾プライド2016参加&台北旅行記 初日


10/28(金)~10/31(月)までの三泊四日で台北に行ってきた。台湾最大のLGBTプライドに参加するため。そろそろうちの犬達も落ち着いてすごせるようになってきたし、例年じょにおの仕事で外せないイベントが重なっていたが、今年はずれたこともあって、ここで旅行に行くなら台湾プライドだ、という話になった。ここ何年間か、日本人ゲイの間では台湾プライドの日程に合わせて台北に行くのがブームだったが、今年は少し落ち着いてきた感があるが。

1日目 台北着~ホテルの食事

今回の便は成田から日本航空で。台湾まではわずか3時間余りの、国内便に毛の生えた程度の短いフライトなので、特にレポートすべき点はなし。成田は空いていたし、搭乗した便も空いていて、日本人は見たところ半数未満。搭乗した便には台湾プライドに参加するゲイもいるかと予想していたが、ほとんどおらず。「こんなにのどかなの?」と思いつつ出発。

現地時間午後2時過ぎに台北(桃園国際空港)に着き、両替をしてホテルまでのハイヤーに乗る。

ハイヤーだと料金は決まっているし、初めての国では楽ちん。
ハイヤーだと料金は決まっているし、初めての国では楽ちん。
車中のじょにお(上)と俺(下)。暑い国ではパーフォレーテッド・レザーのシートが快適。
車中のじょにお(上)と俺(下)。暑い国ではパーフォレーテッド・レザーのシートが快適。

小一時間で台北市内のホテルに到着。今回の滞在ホテルはリージェント台北台湾人と日本人のハーフの友人Jin Tana曰く、台湾を代表するホテルだとかで期待。

正面の様子。いきなり夜の写真だが、昼の写真を撮り忘れた。(笑)
正面の様子。いきなり夜の写真だが、昼の写真を撮り忘れた。(笑)

最初外観を見た時には、さほどどでかくもないなと思ったのだが、開発し尽くされている台北市中心街でこの規模のホテルは例外的に壮麗なのだと後で知った。

部屋は広め。キングサイズのベッド、リビングスペース、ライティングデスクの他、面白かったのは、化粧台、ウォークインクローゼット、バスルーム、シャワールーム、トイレのスペースが別室のように一続きで区切られているところ。

室内を一通り見て、ポーターから荷物を受け取り、衣類をウォークインクローゼットにしまって(旅行に行くと、持ってきた衣類は全てクローゼットのハンガーやドロワーに全てしまうのがじょにお流。俺1人ならスーツケースからそのまま出し入れしていたかもしれないが、何度か旅行してじょにお流に馴染んだ)、いざ街なかへ。

まず地下鉄を利用して、「食べてみたいね」と言って下調べしておいた麺線(とろみのあるスープに素麺のような麺が入っているもの)の店へ向かう。最寄りの駅から数駅で目的地の西門駅へ。駅からほど近い所にあるのが『阿宗麺線』。

阿宗麺線。行ったのは午後4時頃だったが、結構な人がいた。
阿宗麺線。行ったのは午後4時頃だったが、結構な人がいた。
麺線。具にはホルモンと、パクチーが入っている。
麺線。具にはホルモンと、パクチーが入っている。

これは小さいカップ。でもとろみがあるせいか、結構食べごたえがある。素麺状の麺だとコシは期待できないだろうし、どうなんだろうかと思っていたが、旨い!

食べ終えて、付近を散策。実は西門駅を降りてすぐあるランドマーク的建物の西門紅楼は、その横および裏手がゲイバーやゲイショップになっている。怪しい雰囲気ではなく、オープンな所にそれらが集まっている感じ。後でそこには寄ることにして、周辺を散歩。少し移動して、初の台湾スイーツを試すことにする。

北に5分ほど歩くとあるのが、『楊記花生玉米氷』。何ということはない店なのだが、日本人の我々から見るととてもエキゾチック。かき氷にコーンや芋のペースト、タピオカ、さつまいもを練り込んだ団子などをトッピングしたものをさっそく注文。

上がじょにお注文の3品トッピングの氷、下が俺が注文したバラエティアソート(?)のもの。
上がじょにお注文の3品トッピングの氷、下が俺が注文したバラエティアソート(?)のもの。

これまた食べ応えがあり、大満足。食べすぎたので、夕食までの腹ごなし兼町並みを楽しむために歩いてホテルに戻る。

途中、『苦茶之家』に寄って、苦い漢方茶を飲む。
途中、『苦茶之家』に寄って、苦い漢方茶を飲む。

この『苦茶之家』は、医師である友人よっけーお勧めの店。彼は台北に来ると、毎日ここに立ち寄るんだとか。苦いお茶は、胃腸と気分をリフレッシュしてくれる。

ホテルに戻り、夕寝をして、その後はスーツに着替えてホテル内のレストラン『昌華軒』へ。日本から予約を入れておいた。最初通されたのはメインダイニングルームだったのだが、日本人の円卓客が酔っ払った勢いか、えらく大声ではしゃいでいて興ざめだったので(金さえ払えばいいとでもいうかのような大声は本当に勘弁してほしい。他に居合わせた台湾人の客達は実に静かで上品に食事をしていた。ホテルのクラスと場所をわきまえているのだろう)、堪えかね、依頼して半個室のテーブルに移動した。

移動したテーブルは実に快適。何種類もあるコースの中から腹具合に合わせて選び、堪能。ここでは数点の写真に留めておいて、レストランレビューはこちらのページを参照

前菜。モダンチャイニーズの趣。
前菜。モダンチャイニーズの趣。
フカヒレの姿スープは味の深みと上品さといい、フカヒレの質といい、さすが。
フカヒレの姿スープは味の深みと上品さといい、フカヒレの質といい、さすが。
北京ダックには肉も添えられてくる。
北京ダックには肉も添えられてくる。

レストランで出される料理の質・味は、ともにさすがだった。ただ、スタッフは英語がそう得意ではないようで、コミュニケーションには改善の余地があった。

食事をした後は、またカジュアルな服装に着替え直して、再び西門へ。台湾プライドに参加する予定で来ていた友人JJと落ち合うことができて、オープンエアーのバーで歓談し、初日の夜の予定を楽しく終えた。

ホテルに戻って寝ようとしたのだが、ベッド(のピロートップ)が硬い。ちょっと辛いかも、とじょにおが言うので、ピロートップを若干それより柔らかいものに替えてもらった。そうしたカスタマイズができるのが、良いホテルの美点。翌日のプライドに備えて就寝。と、この日記はここまで、翌日はまた次の日記で