シャンパーニュレビュー Nicolas Feuillatte Palmes d’Or Vintage 2004

食事に行った時に飲んだシャンパーニュがごく普通のものだったので、そんなこともあろうかと用意しておいてよかったと感じたのがこの1本。このところレコルタン・マニピュランに傾倒しているなか、久々のグランメゾンのトップ・キュヴェ。

Nicolas Feuillatte Palmes d'Or Vintage 2004
Nicolas Feuillatte Palmes d’Or Vintage 2004

Nicolas Feuillatte Palmes d’Or Vintage 2004(ニコラ・フィアット パルメ・ドール ヴィンテージ2004)はシャンパーニュのフランス国内販売量ナンバー1を誇るグランメゾン ニコラ・フィアットのトップ・キュヴェ。
どこのメゾンもトップ・キュヴェにはシャンパーニュそのものの製法にこだわる他、ボトルにも意匠を凝らすものが多い。このPalmes d’Orも、18世紀のカラフェにインスパイアされ黒真珠をモチーフとした独特の凹凸のあるボトルが華を添える。当初はクリスタルガラスで作られたが、クリスタルガラスに含まれる鉛が味に影響を与えると言われたことから、今は普通のガラスで作られる。しかしじょにおに言わせると「肉叩き棒」と。(笑)
ちなみにカンヌ国際映画祭の金賞も同じPalmes d’Orで、あちらの日本語表記はパルム・ドールだが、それと区別したいためなのか、Nicolas FeuillatteのPalmes d’Orはパルメ・ドールと書かれる(ことが多い)。

もう一つの特徴はCHAMPAGNE!と書かれてあること。起業者のアメリカ人気質か。
もう一つの特徴はCHAMPAGNE!と書かれてあること。起業者のアメリカ人気質か。

以前1999を飲んだ時にじょにおがいたく気に入り、それからしばらくしてこれを飲むに至った。その間の2002はスキップしている。1999のセパージュはピノ・ノワールとシャルドネが5割ずつだった。この2004も変わらず。味はどうだろう。

結論から言うと、あまり変わらず、そして相変わらず素晴らしい。品があり、バリエーション豊かな香りがし、しつこくはないが余韻は長く、見事に丸められていて体への負担が少なく、気づくと「あれ、もう残りがちょっとしかない!」と思わせる。

ペアリング能力も幅広い。
ペアリング能力も幅広い。

この日用意したのはAOCエクストラエイジ・コンテ、トリュフ・ブリー・ド・モー、オマール海老のムース、バニラ風味のクリームチーズのグリーンフィグジャム乗せ。いずれとも良く合った。

液体は明るい金色。泡は細かく、12年を経てもそよそよ長く立ち上り続ける。

清々しい佇まい。
清々しい佇まい。
泡が細かく、エキスの濃厚さを感じさせる。
泡が細かく、エキスの濃厚さを感じさせる。

バタースカッチ、柑橘、白い花、ヘーゼルナッツなどの香りで始まり、徐々に蜂蜜やマッシュルームのようなニュアンスが出てくるこれは、本当に最初から最後まで楽しめる。出荷量が勝負のグランメゾンと思われがちだが、Palmes d’Orの品質はさすがのトップ。シャンパン好きなら一度は試してほしい。

新旧ミュズレ比較。左の1999にはなかった黒い格子模様が2004には入り、ロゴが幾分濃くなってくっきりした。
新旧ミュズレ比較。左の1999にはなかった黒い格子模様が2004には入り、ロゴが幾分濃くなってくっきりした。
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