シャンパーニュレビュー Gaston Chiquet Special Club 2009 Brut


スペシャルクラブを久しぶりに。ゴールデンウィーク中もパートナーじょにおは忙しく、やっと最終2日だけの休みに滑り込み、一息つく感じで飲んだ。Gaston Chiquetは有名メゾンひしめくエペルネの北・グラン・クリュで有名なアイの西に位置するディジー (Dizy)村に本拠地を置くレコルタン・マニピュランのメゾン。スペシャルクラブはいつも当たりだが、結論から言うとこれも当たりの一本。

Gaston Chiquet Special Club 2009 Brut。お馴染みのSpecial Club共通の箱入り。
Gaston Chiquet Special Club 2009 Brut。お馴染みのSpecial Club共通の箱入り。

Gaston Chiquet Special Club 2009 Brut(ガストン・シケ スペシャル・クラブ 2009 ブリュット)はGaston Chiquetのトップキュヴェ。既に2011年がリリースされているから、これはバックビンテージということになる。
セパージュ(使用されるぶどう品種の割合)は、プルミエ・クリュのシャルドネ7割にピノ・ノワール3割。酸をまろやかにするマロラクティック発酵を施しており、7年の熟成のうえ澱抜きされる。ドサージュ(澱抜き後のリキュールによる補糖)は8g/l。

これまたお馴染みのスペシャルクラブ共通の太いボトルに張られたエチケット。
これまたお馴染みのスペシャルクラブ共通の太いボトルに張られたエチケット。

抜栓すると豊饒な香気が放たれる。色は黄金色、泡は細かい。白い花やレモン、カルダモン、蜂蜜の香り。酸は上品で当たり口は滑らかだが、余韻は長い。そして非常にスムーズ。

泡の様子。
泡の様子。

スペシャルクラブはどのキュヴェもスムーズで、するする飲めてしまって、気づくと残り少なくなっていたりするが、これも同様。味わいがあるのに軽やか。Gaston Chiquetは生産量も少なく、これは見かけたら買っておいて損のない1本。ブラン・ド・ブランも買ったので、そちらはまた後日飲んでみる