飲食店レビュー Ubriaco(イタリア料理 多摩市関戸)

スキャンピとアスパラガスのサラダ。スキャンピの身を少し飾りにすれば、もっと贅沢感が出たと思う。
スキャンピとアスパラガスのサラダ。スキャンピの身を少し飾りにすれば、もっと贅沢感が出たと思う。

(★★☆☆☆ 星2つ)

Ubriaco(ウブリアーコ)は、多摩市の聖蹟桜ヶ丘駅から程近いイタリア料理の店。多摩地区で飲食店を新規開拓したいね、とパートナーと話していて、多摩地区のレストランを取材して集めた本に載っていたので、行ってみた。

予約で聞くと、カウンター10席、テーブル席30席だがテーブルは喫煙とのことなので、カウンターで席を予約。行って見たところ、喫煙している人はいなかった。給仕する人は丁寧。予約の電話をしたパートナーは、行く前は「ヤバいにおいがする」と言っていたが、この時点ではさほどでもない。メニューを見て、オーダーする際もスムーズだし、飲み物もまあまあの速度で出てくる。

が、そこからがいけなかった。とにかく料理が続かないのだ。飲み物を頼んでしらばくして、まだかなあと、オープンキッチンの方を何度か見やって前菜に頼んだ盛り合わせがやっと到着。
物はおいしい。あゆのペーストを使ったカナッペなども凝っている。が、量が少なくてぺろりと食べてしまう。ピザは頼まず、サラダも頼まず、桃の冷製パスタ(カプレーゼ)が来るのを待つ。待つ。待つ…。待つ………。で、やっと来た。味はまあまあ。甘ったるすぎず、桃も上質で、いい。が、量的に見てそれで1380円は高いと思う。そして、次のリゾットを待つ…待つ…………待つ………と、やっと出てきた。スキャンピとアスパラガスのリゾットだが、スキャンピの味は出ていてまあまあ。飾りに割って出てくる頭が両方左半身だったのはご愛嬌。

そして次はやっと魚と肉だと、また待って……待って………待って……真鯛のセモリナ粉揚げが登場。んー。酒のつまみか、といった印象。揚げ方が固く揚がり過ぎていて、鯛だともったいない。ここでやっと全粒粉の自家製パンが2切れ出てくるのだが、遅すぎでしょう。そして全粒粉の水分含有量の少ないパンを持ってくるなら、バターは添えて出すべき。

さあやっと次は子羊のローストなのだが、ん? これ? というごくごく普通のもので、それが1ピースから売られている意味が分からない。2本セット・4本セットで売ればいいものを。そして、普通のラム肉の切れっ端が1本780円はないよなあ。

というわけでドルチェを頼んだら一晩明かしてしまいそうな勢いだったので、コーヒーも頼まず出てきた。給仕は「お料理が遅くなってしまって申し訳ありません」と言う。なんだ、認識してたんだ。しかしオープンキッチンに少なくとも6人いてさばけないのは、どうなんだろうか? もっと少ない人数でちゃちゃっとやる店なんて、ゴマンとあるのに。
あと、料理に関して言えば、なんとなくちんまり収まった量で、2人ソフトドリンク3本で1万弱は店の格からしていかにも高い。雰囲気はいいのに、なんとなく残念感がそこここに漂う、マネージメントの問題が残念な店。東京には他にたくさん素敵なイタリア料理店があるから、多分ここにはもう行かない。

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