夏のゆうべに友集う


昨日、親しい友人を家に招いてパーティーをした。昨年末に忘年会でうちに集まってもらって以来だ。今回は夏らしい季節感のあるメニューを考え、また、パーティーはつい肉物・油物が多くなりがちなので、ゲストの健康も考えたものにした。基本的に出来合いの物をそのまま出すことはせずなるべくホームメイドでというのも一つのポイント。手間はかかるが、なかなかに食通のゲストが多いし、せっかく人を呼んで食事を楽しむなら、料理することも楽しんでしまえばいいのだ。

今回のパーティーメニュー

  • ジンジャーレモン風味のフルーツパンチ(メロン、赤肉メロン、オレンジ、キウィ、ジンジャー、オーガニックレモン)
  • カナッペ4種(グースレバーパテとピンクペッパー、ブリーチーズとマーマレード、アンチョビとブラックオリーブ、ブリーチーズと梅ジャム)
  • チーズアソート(パルミジャーノレッジャーノ、キャステロブルー、ブリー)
  • 鯖のクールブイヨン煮 ディルとポワブルロゼとレモン風味
  • 冷製カポナータ
  • チキンロール コンソメジュレ添え
  • 葉野菜とゴーダチーズのサラダ(わさび菜、クレソン、アンディーブ)
  • タイ風グリーンカレー
  • クレソン入りチーズケーキ
  • コーヒー(スターバックスフレンチロースト) または 紅茶(マリアージュ・フレール”Bolero”)

食材が共通する料理があるが、スタイルを違えて有効利用、その辺は合理的。(笑)前日から仕込んでおいた方が味が馴染んでおいしいものは、前日の夜に準備。この中では鯖のクールブイヨン煮と、冷製カポナータと、チキンロール。料理を出す進行を考えつつ冷蔵庫への保管をし、当日に作って出す食材の準備などをしていたら、夜10時から始めて終わったのが午前1時前くらいだったが、これは休み前の普段の就寝時間を考えると、ごく普通。

前回はリビングのガラステーブルを中心に座ってもらったが、今回は人が多く入るので、(ピークで12、3人ほど)普段寝室にあるソファをリビングに持ってきた。そしてパートナーじょにおの部屋は、食材と食器のストックルームに変身。(笑)当日、午前中に起きて掃除、午後から食材の買い足しやら、テーブルの花を買ってくるやらして、残りの料理をする。

やることはたくさんあるのだが、そういう時に思ったのは、BGMを優雅なものにすると、割と気分も和むということ。夏の眩しい日差しを戸外に感じながらジャズを聴くのは、優雅な気分さえする。手は忙しいが、いっぱいいっぱいにはならない。しかし、バタバタしてはいる。フレッシュで出したい物は時間直前に作るようにしたいが、料理にテーブルを使ってからテーブルデコレーションをするので、その時間も含めて能率よく動く必要がある。
そういう時、じょにおは何でもよく気がつき、さっと気を回して俺の手が回らないところを、時には俺が気づく前にささっとやってくれるし、アイディアも出して即座にそれを実現してくれる。「我がパートナーながら何と素晴らしいのだろう」などと内心にんまり。(注:こう書くとじょにおはまるでサブのようだが、もちろんそうではなく、パーティーは俺とじょにおとで共催。)そうこうしていると、準備完了とゲストの一部を駅に迎えに行く時間ぴったりになり、パーティー用の音楽をかけて、駅に向かう。

並んだカナッペ。クラッカーはローズマリーの風味。好評で、この後パーティー中に作り足した。
並んだカナッペ。クラッカーはローズマリーの風味。好評で、この後パーティー中に作り足した。
お迎え準備OK。
お迎え準備OK。
鯖のクールブイヨン煮。俺的に今回の料理のハイライト。テーブルに見える枝はオリーブの葉。お昼にオリーブを剪定して、葉をテーブルデコレーションに使った。
鯖のクールブイヨン煮。俺的に今回の料理のハイライト。テーブルに見える枝はオリーブの葉。お昼にオリーブを剪定して、葉をテーブルデコレーションに使った。

パーティー中で話したりサーブしたりに忙しく、すべての写真は撮らなかったが、撮っておけばよかったか。ところで話はもどるが、音楽は、パーティーで大事な要素の一つ。今回はちょっとスタイリッシュにしたかったので、ラウンジ系のディープハウスやジャズのを中心にセレクト。Miguel Migs, Harley & Muscle, Lisa ShawGladys Knight (ソウルシンガーだがジャズアルバムを出している), Phil Perry, Nancy Wilsonなどを、時間に沿ったムードを想定してかけていた。ただ、あくまで音楽は今回脇役で小さく流していたし、結局ワイワイと話が弾んでいて、すごい話もあったので、(謎)ゲストが音楽の醸す雰囲気に気づいたかどうか、そしてスタイリッシュになったかどうかは、定かでない。(笑)

パーティーは5時過ぎにゆるゆるとスタート。顔を見るのが久しぶりな人もいれば、近所の友達もいて、今回は女性も2人。わざわざ電車を乗り継いで来てくれた人達もいて、ありがたく思う。

談笑。この後はもっと賑やかに。
談笑。この後はもっと賑やかに。

話も弾み、料理も楽しんでもらったとは思うが、料理や飲み物を出したり、物を下げたりするのに一生懸命になっていたので、ひょっとしたら気が回らなかったところもあったかもしれない。が、来てくれた人達はいい人ばかりで、実に和やかで楽しかった。結局、お開きになる夜10時までほとんどの人がいてくれたので、居心地よく過ごしてくれたと勝手に解釈している。しかし、返す返す、人がうちまでわざわざ訪れてくれるのは、実にありがたいことだ。ああ、いい夏のゆうべを過ごさせてもらった。

今回、声がけしたタイミングが悪く、用事や諸事情によって来ていただけなかった方や、パーティーという形が苦手な方々へ:こちらの一方的な都合でお声がけしてしまってごめんなさい。タイミングのいい時に、また、気持ちに余裕のある時に、静かでゆったりした感じで個人的に食事・お茶しましょう。

昨日来ていただけた方々へ:来ていただき、また種々お気遣いいただき、ありがとうごさいました! また次回も、それにパーティーでなくとも、遊びに来て下さい。因みに、ちょっといいワインやチーズ、まだ若干あります。(笑)