俺の58歳の誕生日にパートナーのセレクトで開けた。先頃のノエルアラモード2025でペアで買ってきたもののうちの1本。

キャップフォイルを開けてしまってからボトルの写真を撮った。Bollinger La Grande Année Rosé 2015(ボランジェ ラ・グランダネ・ロゼ 2015)は、2025年11月時点でのグランダネの最新キュヴェ。ボランジェはアイ村のピノ・ノワールを活かしてスティルワインのLa Côte Aux Enfants(ラ・コート・オー・ザンファン)を作っているが、それが5%ブレンドされたアッサンブラージュで造られている。他のプレステージロゼシャンパーニュだったら「プレステージなのにセニエでなくアッサンブラージュ?」と少しがっかりするところだが、La Côte Aux Enfantsのブレンドなら文句はない。セパージュ(使用されるぶどう品種の割合)はピノ・ノワール62%、シャルドネ38%。リュミアージュ(澱を集める動瓶)、デゴルジュマン(澱抜きの抜栓)いずれも手作業なのだとか。

エクストラブリュット流行りの昨今だが、ドサージュ(澱抜き後の補糖)は8g/lというクラシックなブリュット。
開栓した途端に、パッと華やかな香りが広がる。「まだ」10年しか経っていないせいか、泡は溌剌としていて、厚い層を成した後に落ち着く。

ロゼということで香りはベリー系が強いかと予感したが、そこまで強くはなく、熟したいちごやラズベリーの他、ブラッドオレンジやマンゴーなどのフルーツを思わせる香りに、樽香が心地よく香る。樽香は強すぎるとパートナーの好みでないので困るなと危惧したが、それは杞憂。マールのような心地よさが少し入った感じで、香りに奥深さを感じさせる程度。
一口目から確実においしい。液体はなめらかで、泡は強からず弱からず、充実していながらもエレガント。ああボランジェスタイルだなあと思う。
今回、誕生日ということで色々気ままにフードを用意したが、ペアリングの寛容さもあった。


途中、広口のシャンパーニュグラスでも試してみたが、やや軽い味わいに感じられた。ボランジェスタイルとこのシャンパーニュの奥深さを楽しむなら、広口でも縦長のシャンパーニュグラスがよいと思う。

時間の経過と共に華やかさは増し、しかしスタイルはあくまでエレガント。今飲んで十二分に美味しいが、ピークはまだもう少し後かもしれない。長期熟成に堪えるポテンシャルも感じさせた。

優雅さ、芳醇さ、おいしさ、そして見た目の華やかさを備えたこのロゼは、お祝い事や何かの節目にぴったり。

今回、2本セットでブランと一緒に買ったが、もう1セット買っておけばよかったかなとも思えた。
