シャンパーニュレビュー Ayala La Perle 2013

シャンパーニュレビュー Ayala La Perle 2013


Ayalaの素晴らしさは分かっていたはずなのに、去年末に久しぶりにブラン・ド・ブランを飲んでやっとそれを思い出した。そのブラン・ド・ブランと同じ時に買い、今回我が家の引越し1周年にお祝いで飲んだのが、La Perle 2013だ。

Ayala La Perle 2013
Ayala La Perle 2013

Ayala La Perle 2013はAyalaのトップキュヴェ。セパージュはシャルドネ8割とピノノワール2割。ドサージュはBrutの扱いだが、さほど多くはないはず。最低でも8年以上の熟成を経て澱抜きされる。熟成時のコルク詰め、リュミアージュ(檻を集める動瓶)、デゴルジュマン(抜栓による澱抜き)はいずれも手作業だそう。まさに文字通り手をかけて醸されるキュヴェだ。

ミュズレはLA PERLEの名が入る専用品。
ミュズレはLA PERLEの名が入る専用品。
裏にまで刻印が入るのは珍しい。
裏にまで刻印が入るのは珍しい。

トップキュヴェは以前はPerle d’Ayalaといった。名前が変更になったようだ。そして前はLouis Roederer傘下だったと記憶しているが、今はLRと共にボランジェグループを形成しているとか。Ayalaが続いていることは喜ばしい。

泡はきめ細やか。品のある感じがいかにも。ゴールドの色味が美しい。香りとしては、公式サイトには控えめな発酵香の記述があるが、もっと複雑さがあり、ブリオッシュのような香りの他にもマンゴーやライチなどのトロピカルフルーツ、白桃なども感じられる。

繊細だがペアリングは寛容。
繊細だがペアリングは寛容。

軽やかなのに余韻が長く奥深い。この繊細で優雅な感じこそアヤラ。シャンパーニュのオートクチュールと呼ばれるだけのことはある。メゾンの名前は知名度的には控えめだが、シャンパーニュの出来栄えは出色、好きなメゾントップ10を挙げろと言われれば必ず入る存在。あまりメジャーになりすぎず、この品と出来栄えをずっと保って、シャンパーニュ好きの秘宝であり続けてほしい。