豆乳ぶたしゃぶ鍋とバナナジャム


変な題だが、もちろん別個のこと。鍋にバナナジャム投下とかいうメシマズ暴挙ではないのでご安心を。

このところ寒い。風邪を引いて病み上がりの身で仕事に行ったらこたえたので、あったまろうと鍋を作った。具材は比較的シンプルで、おいしかったのでご紹介。豆乳ぶたしゃぶ鍋はよく見かけるが、この日作った鍋のレシピはこんな感じ。具材の取り合わせは自由だけど、シンプルな方がいい。この日は7種。

豆乳ぶたしゃぶ鍋

材料(大体男2人分):

  • 調整豆乳 750cc ※最初に湯葉を楽しむなら無調整豆乳で。
  • 昆布だし 1.5リットルほど
  • 鶏がらスープの素(顆粒) 大さじ2
  • ねりごま 大さじ2
  • 日本酒 大さじ2
  • 豚肉(しゃぶしゃぶ用) 好きなだけ(笑)
  • チンゲン菜 1把
  • はまぐり 中くらい1パック
  • 葛きり 乾燥で握って直径2センチくらい
  • 白ねぎ 太めなら1本、細ければ2本
  • えのき 半束
  • 豆腐 半丁
  • ラーメン(生麺でも乾麺でも)お腹加減に合わせて
  • その他 大根おろし、ゆずの皮など薬味はお好みで。ポン酢で食べるのがお勧め。

準備:

昆布だしを取る。最初のベースだけでなく、鍋が途中で煮詰まってきた時にも足す用なので、食卓に出す鍋とは別途で作っておく。ねりごまは日本酒で溶いておく。直接入れると溶けにくく偏るので。その他の材料は適当に食べやすいように切る。チンゲン菜は、青い葉の部分と白い茎部分は分けておき、白いところは薄く斜めそぎ切りがお勧め。はまぐりは砂出ししておく。

調理:

調整豆乳に昆布だし同量を入れ、火にかける。無調整豆乳なら、最初に温めて湯葉を取って楽しんでから。煮立ったら鶏がらスープの素を入れ、溶かしたら酒で溶いたねりごまを入れる。あとはアクをすくったら普通にしゃぶしゃぶを食べる要領でお好きに。チンゲン菜の葉っぱは、豚肉と同じようにしゃぶしゃぶして食べるといい。

鍋全景。
鍋全景。

〆にはラーメンがお勧め。余った昆布だしでラーメンを下茹でして、固めに茹でたら〆の鍋に入れて、塩こしょうで味を調える。癖のないとんこつのようで超美味。

バナナジャム

あたって一部が傷んでしまったバナナがあって、余りそうだったのでジャムにした。甘さも酸味もお好み次第だが、今回はこんな感じ。

材料:

  • バナナ 大きめ4本
  • 砂糖 120g
  • レモン 汁1個分+皮のすりおろし半個分
  • 水 150cc
  • カルダモン 7、8粒
  • ホワイトラム 30cc
  • バニラビーンズペースト 小さじ1杯半
    ※バニラビーンズペーストはバニラビーンズを使いやすくシロップなどに混ぜたもの。バニラエッセンスよりも高級だが、エッセンスのように香りを濃縮したわけではないので使用料はエッセンスよりも多い。バニラビーンズそれ自体を買ってくるよりは安く、保存期間も長いので使いやすい。

準備:

バナナは1.5cm幅で輪切り。

不揃いでOK。
不揃いでOK。

すぐに煮る水につけて砂糖をかけておけば変色を防げる。他の材料は準備といえばレモン汁と皮のすりおろしくらいなので、火にかけて煮立つ間にやればよし。レモンは絞って種を取り除いた汁を取置き、皮を半個分すりおろしておく。

調理:

バナナを砂糖・水とともに火にかける。

バナナが水にかぶっていなくてOK。
バナナが水にかぶっていなくてOK。

砂糖が溶けて煮立ったら、カルダモンを入れて木べらで焦げないようにかき混ぜる。バナナが煮溶けてくる。

大きいかなと思ったら適当に木べらでつぶす。
大きいかなと思ったら適当に木べらでつぶす。

ある程度ジャム状になったら、火をつけてアルコールをとばしたホワイトラムを入れて(少しの量のバナナを最初に取り置いてそれにラムをふりかけてフランベしたバナナを入れた方が易しいかも)、バニラビーンズペースト、レモン汁・皮のすりおろしたものを加えてさらに煮詰める。

そろそろ煮上がり。
そろそろ煮上がり。

適当な濃度になったら火を止めてできあがり。瓶に入れる時にはもちろん消毒した瓶へ。

割と真剣。
割と真剣。

瓶に入れたら、熱いうちに蓋をして、逆さにしておくとよい。

このまま冷ます。
このまま冷ます。

出来上がったジャムはパンによし、クラッカーに乗せてもよし。

うまい。バニラとホワイトラムの香りがセクシー。
うまい。バニラとホワイトラムの香りがセクシー。

簡単だけどあまり売っていないジャムなので、お試しあれ。あ、俺が売ろうかな。(笑)