連休記録 2日目追加 アゲハ


昨日、「今夜はクラブイベントがあるようだが、おそらく行かない。」とブログに書いたのに、Twitterでそうつぶやいたら友人から誘いを受けて、あまりに家でちんまりしている俺を見たじょにおが「行ってきなよ」と勧めるのに背中を押されて、何年ぶりかにアゲハに行ってきた。

さて、クラブの話をする前に、昨日の夕食の話。だらだらついでに作らず、外食で出向いたのは、近所の中華料理屋。中華料理屋といっても、ホイコーロー定食みたいなのがあって、カウンターで、昼白色の蛍光灯がついていて、といったああいうのではなく、気の利いたメニューを出す、ちゃんとした(?)中華料理屋である。歩いて2分ほどのごく近いところで、ふらっと行って、最初は単品でいろいろ頼もうと思っていたのだが、1人5000円ちょっとのコースが手軽だったので、それを食べた。近々レビューを書こうと思うが、近所に気軽に行けるちゃんとした中華料理屋があるのは嬉しい。

さて、それはそれとして、食事を済ませて家に帰り、支度をして電車でアゲハのある新木場へ向かう。途中の駅でいかにもゲイというのが何人か乗り込んでくる。当たり前のことなのに、普段家と仕事場とジムとくらいしか行く場所がなく、しかも行っているジムのゲイ率は非常に低いので、あまりにもゲイゲイしたそれに、思わずギョッとしてしまう。いや、そういうのが嫌だとのホモフォビックな気持ちから言うのではなく、そういう光景からあまりにも長らく遠ざかっていたので、本当に驚いてしまったのだ。しかし乗っているうちにしっかり慣れた。新木場に着いてすぐに友人カップ雨rと落ち合い、入場。人出は比較的多かった。やはり時節柄、遠出をしない代わりに、近場で娯楽を求めるのだろう。入場してほどなく、友人のとんとととも合流。

アゲハに数年来行っていなかったのは、何年か前に演出や経営がダレて、イベント運営がおざなりなのに呆れた経験があったからだ。その頃は本当にひどかった。要領を得なくやる気のない入場係、同じくやる気がなくまずい酒を出す不機嫌なバーテン、毎度同じキャストで同じような演出の内輪パフォーマンス、チューンナップもなにもなくバタつく音……。そこにはスタイルというものがなかった。客もドラッグでぐでんぐでんのが多く、そんなところにいると自分までスタイルのない人になってしまう、と思って行かなくなった。が、今回は、そういうこともなく、ちゃんとしていて、まともな運営になっていたと思う。バーテンもエンターテインの一員であることが分かっている感じだったし、客層の雰囲気も比較的よく、久しぶりに会う人、その場で話をする人、どの人も笑顔で、遊び方も品が良かった。パフォーマーには何人か知り合いが出ていて、彼らも頑張っていた。メインアリーナとバーコーナー以外には行かなかったが、どこも賑わっていたようだ。

メインアリーナ。
メインアリーナ。

さて、クラブパフォーマンスからは1年9ヶ月ほど遠ざかっていて、しばらく出る予定もない俺は、自分としてはもちろんもう一般人のつもりなのだが、一緒に行った友人に言わせると(そう言って反応を楽しんでいるのだろうが)「何か普通の人とは違う」んだそうだ。それは多分、今まで時々ふいにイベントに出ていたりしていた過去を知っているからそう思うのだと思うが、ああ、考えてみたらあんな風に人前で踊ることを初めてやったのは、考えてみたらもう20年も前のことなんだなあ、と、思い返してみて恐ろしくなった。

さて、この夜はテキーラショットをお見舞いされ、イイェーガーコークを飲まされして、しとど酔ってしゃべり、踊り、一晩中座らずにいて朝帰ってきたら、寝て起きたら2時すぎ。さすがに体がだるい。今日はこのままおとなしくしていることだろう。ああ、でも夕飯くらいは作らないと。