長編叙事詩 孤独な王 後編

(前編より続く) 男は食事を終え、いよいよ王と対峙するときがやってきた。男はそそくさと王の鎧を脱がせにかかった。男のパートナーはその場から遠ざかり、男と王が触れ合っているのを見ようともしなかった。それは、一義的にはパート…