食の記録 デザートワインと普段の食卓


寒いと人間エネルギーを蓄える方向に行くようで、食後の楽しみとかも特に甘い方向に。

じょにおが特にお気に入りなのはアイスワイン。普段使いのワインを買うときはあまりいい顔をしないくせに、(笑)ワインショップに行くとちゃっかり選んでいたりする。アイスワインは通常200mlとか375mlのボトルだから、単価的にはそっちの方が高くて、場合によってはシャンパーニュより高いのだけど…。ま、いいか。

ペラー・エステート アイスワイン カベルネ・フラン
ペラー・エステート アイスワイン カベルネ・フラン

これはカナダのアイスワインPeller Estatesで、赤。アイスワインの中では珍しい。ベリーのような香りでトロリと甘かった。

当然赤いのがポワブル・ロゼ、黄色がピーチジャム、黒がバニラ・ペースト。
当然赤いのがポワブル・ロゼ、黄色がピーチジャム、黒がバニラ・ペースト。

デザートワインは甘い物と合わせるので、今回はクリームチーズに色々載せてみた。クリームチーズはお気に入りの蔵王チーズというところのもの。ミルクの風味があって、あまり脂肪ぽくはなく、繊細な味で好み。これに今回はポワブル・ロゼ(ピンクペッパー)、Hediardのピーチジャム、タヒチ産のバニラペーストを載せた。

◇ ◇ ◇

体を温める料理。じょにお作。
体を温める料理。じょにお作。

さて、寒いと冷え性の身にはこたえるが、日頃の食生活に気を配っていたら、すっかり冷え性は解消した。上の写真はとある日の食卓。じょにおが作ったもので、前にブログで紹介したウー・ウェンの料理レシピから。どれも素材の味を楽しむもので、食べていると「正しい食事をしているなあ」と思える。もちろん、味もおいしい。酒粕や、干しエビなどが使われていて、滋味を感じる。

◇ ◇ ◇

Banyuls 2007 M. Chapoutier
Banyuls 2007 M. Chapoutier
ラルムが糖度を物語る。
ラルムが糖度を物語る。
ドライフルーツのパンとトリュフチョコレートを合わせた。
ドライフルーツのパンとトリュフチョコレートを合わせた。

こちらはまた別の日の食後の光景。これも赤のデザートワイン。アイスワインではなく、発酵を途中で止めて甘味を維持させたものだとか。飲んだ時にはちょっと癖のあるぶどうジュースみたいな感じで、甘味の割にはアイスワインのようなコクはなく、正直「ん?」な感じ。で、何かと合わせるといいのではないかと思い、インターネットで調べると、チョコレートと合うとか。たまたまうちにトリュフチョコレートがあったので(笑)さっそく合わせてみると、味わいが違う。甘味に奥深さを加えてくれる感じ。通常デザートワインに合わせる甘い物は、ワインの甘さに勝たないものという認識だったので、新鮮だった。ドライフルーツのパンもよかった。

◇ ◇ ◇

雪が積もってきた。
雪が積もってきた。

そして昨日。東京は一日雪で、しんしんと寒かった。こういう日は、煮込み料理やスープがおいしい。じょにおは仕事で一日外に出ていて寒かろうと、温かい食事を用意することにした。ということで、レシピ紹介。

◆◇◆ 鶏手羽と干ししいたけの煮込み ◆◇◆

◆◇◆ レンコンのスープ ◆◇◆

◆◇◆ トマトとレタスの炒め物 ◆◇◆

まず鶏手羽の煮込みを作る。

材料:

  • 鶏手羽先 大パック1個(12個くらい入っている?)
  • 干ししいたけ 12個
  • ネギの青いところ 1、2本
  • しょうが 1片(大きめ)
  • にんにく 1片
  • 酒 1カップ
  • しょうゆ 大さじ1杯半
干ししいたけは1時間ほどぬるま湯でもどしておく。もどし汁は捨てない!
干ししいたけは1時間ほどぬるま湯でもどしておく。もどし汁は捨てない!
もどした干ししいたけは、斜めにそぐ感じで半分に切っておく。
もどした干ししいたけは、斜めにそぐ感じで半分に切っておく。

干ししいたけはスープに滋味を加えるので必須。いつもは干し貝柱も入れるのだけど、干し貝柱はもどすのに半日ほどかかるので、今回は間に合わず割愛。(笑)

鶏手羽先の両面に塩をふってしばらくおく。水気が出るので、ペーパータオルで拭きとる。
鶏手羽先の両面に塩をふってしばらくおく。水気が出るので、ペーパータオルで拭きとる。

鶏手羽先から出た汁は臭みのもとになるので、ちゃんと拭いておくのがおいしく作るコツ。

ニンニク(軽く潰したもの)と、スライスしたしょうが。
ニンニク(軽く潰したもの)と、スライスしたしょうが。

ニンニクとしょうがは、煮出し袋に入れておくと後で取り出しやすい。

材料を鍋に入れて水を張る。
材料を鍋に入れて水を張る。

あとは材料を鍋に入れて、酒1カップ、しょうゆ大さじ1杯半、ひたひたになって材料がちょっと浮くくらいの水を入れて火にかける。

沸騰したらアクと脂を丹念に取る。
沸騰したらアクと脂を丹念に取る。

こうして鶏を煮ているのと並行してレンコンのスープを作る。超簡単。材料はレンコン(大きめのを1節)、塩、こしょうのみ。

レンコンは持ってみてずっしり重みを感じるものを選ぶ。
レンコンは持ってみてずっしり重みを感じるものを選ぶ。

レンコンの皮を剥いて、適当な大きさの乱切りにし、アクを抜くため水に5分ほど浸ける。

水に浸ける。
水に浸ける。

浸けすぎると栄養分が逃げるので注意。

レンコンを炒める。
レンコンを炒める。

次に、鍋に油を敷いてレンコンを炒める。この次に水を入れて煮るんだけど、煮る前に炒めるってどの程度すればいいのか迷うでしょ? 何となく表面にツヤというか透明感が出てくるくらいまでやればOK。これをするとしないとでは、仕上がりの風味が違う(と思う)ので、丁寧にやること。

水を入れて煮る。
水を入れて煮る。

水を入れて煮立ったら、軽く塩こしょうをして、アクを取り除きながら2、30分煮る。スープなので、水気が飛び過ぎないように途中蓋をしてやるとよい。

両方煮ている間にもう1品。トマトとレタスの炒め物。両方生で食べるイメージだけど、火を通すとまた違った味わいで、冬でもおいしい一品に。

材料:

  • トマト 大きめ2つ
  • レタス 小さめ1つ
  • 砂糖 小さじ2
  • その他 塩こしょう

これはほんとに簡単で、トマトを切り、レタスをほぐして、トマトを炒めはじめて少ししたらレタスを入れて、砂糖と塩こしょう少々で出来上がりなのだけど、トマトの炒め物にはコツがある。トマトは中のゼリー(っていうの?)の部分が出てしまうと水っぽくておいしくないので、切ったときに断面から流れ出ない切り方をすること。それには、トマトを45度傾けて切り、次に大きい方を半分にする。そうすると、ちゃんとジュースの流れ出ないように切ることができる。

つまりこういうこと。
つまりこういうこと。

さて、こうして3品出来上がり。鶏は煮上げたら一旦火を止めて少し置いておくと、味もしみるし、肉も柔らかくなる。

ネギを散らしてスープの出来上がり。
ネギを散らしてスープの出来上がり。
コラーゲンたっぷり。
コラーゲンたっぷり。
サラダ替わりに気軽な一品。
サラダ替わりに気軽な一品。

さて、食卓を準備して、いただきます!

刺身は前の日に買って忘れてたので、一緒に出した。(笑)
刺身は前の日に買って忘れてたので、一緒に出した。(笑)

ところで一緒に出した刺身、盛り合わせをじょにおが買ってきたんだけど、「ラブ注入盛り」っていう訳の分からない名前がついてたんだけど……。(笑)中身はまともだった。さあ、今夜は何を食べようか。