夏休み前と休み中


先週の金曜日、仕事もつつがなく終わり、休みに突入。初日の土曜・2日目の今日はパートナーじょにおも休みだったので、一緒に行動。といっても、朝型のじょにおはいずれの日も午前中にジムに出かけ、お昼に帰ってきてから俺が起きて食事を摂るパターン。

土曜日は国立新美術館にて開催のマン・レイ展に行った。興味深い物も何点かあったし、マン・レイの創作活動を年を追って移り住んだ拠点ごとに見るのは、マン・レイの軌跡を整理して理解するには役立った。が、いかんせんあまり重要な作品がなく、活動をわざと側面から見ている感じで、欲求不満が生じる。そして、ずっとミニマルな展示方法(真っ白な壁にプレーンな黒い額縁に入った作品群が延々展示されている)ので、見ていて疲れてしまった。作品に集中させる意図が、反対に無味乾燥さから一つ一つの存在意義を失わせている印象。もう少し展示に工夫があってもよかったのではないか、と、俺もじょにおも思った。そしてちょっとミッドタウンでお茶をして、入っているショップを見て回ったのだが、六本木はどうも好きになれない。無理をして洗練をやろうとしている雰囲気商売が多く、実体がなさすぎる。前々から六本木は田舎者が水商売を主に集まる虚栄の街という印象で、その印象は変わらず、多分これからも美術展でもない限り行くことはないと思う。

六本木を後にして、伊勢丹で少し買い物をして、食事をしてから家に帰る。ともあれ、平和な夏休みの初日。

今日日曜日は、水辺で開催されるクラブもあったようで、行くかともちらっと考えたが、行き帰りを考えると大変そうで、明日はじょにおは仕事なので、それはやめて昼過ぎにプールに行くことにした。和田堀公園に隣接したプールに行ってきたのだが、午後少し雲が多めで、おまけにそんなクラブも開催されていたせいか、ゲイ達はおらず、ごくごくありふれた区民プールの光景だった。1時間半ほどで上がり、お腹も空いたので中華麺のおいしい店に行こうと移動するが、その店が生憎開店準備中。気分が萎えてしまって、待ってまで食べることもないかと、近くで甘いものなど少し食べたら、移動することにした。計画しているタヒチ旅行で食事をする時に、ホテルのレストランでTシャツに短パン・ビーチサンダルというのもはばかられ、リゾート用の靴を買いに行き、白いデッキシューズと、白い上品めなレザースニーカーを、俺とじょにおとそれぞれ買って、食事をしてから家に帰ってきた。じょにおは疲れたらしく、11時すぎには就寝。俺は休みで気持ちが緩んでいるのか、今日は昼まで寝ていて、移動中の車でも眠くてうつらうつらし、かつプールサイドでも寝ていたので、今は元気。(笑)

明日は中学時代の同級生2人と南信州へ1泊旅行へ。まず俺は新幹線で名古屋へ行き、そこに迎えに来てもらって車で目的地へ入る予定。これまた気を使わない間柄の奴らと、気楽な旅。

まったく関係ないが、休みに入る前の金曜日、昼休みに蕎麦屋に入ったら、たまたま職場の女性2人が後から入ってきたので、同席して食事をしつつ、休みの話やら旅行の計画やらしているときに、さらりとカムアウト。話の流れで、旅行に行くのは同居しているパートナーで、パートナーは同性なんだけれども、という話で。そのあたりの話は女性2人にとってはえらくすんなり受け入れられたが、今まで俺の年齢を知らなかったその2人、そこで俺が今42歳だと知って、びっくり仰天、その方がよほどショックだったらしい。食事後、仕事のメールに付記されていたのが

「○○さん(←俺の苗字)。
きっぱり。
化け物です。」

とか。そんなもんなのだろうか。まあともあれ、職場でカムアウトする機会もなく、などとブログで書いた矢先のこのこと、何となく宿題を片付けたような気分だ。<>