水回りリフォームを進める 壁・床・天井等部材決め


前回でも少し触れたが、風呂・洗面台・トイレの仕様決定をするまで少し間が空いて、その間に壁・床・天井他の張りをどうするか、サンプルをリフォーム会社に持ってきてもらって、絞り込んでおいた。基調としてはモダンシックだが、禁欲的過ぎず、暗すぎず、どこかに遊びと個性を入れたい、という基準で選んだ。(基準は最初に設定したものでなく、既存の他の部屋のインテリアや物の好みから、傾向としていうとそんな感じだなと、実は後から気づいた)

届けられた内装材サンプル。
届けられた内装材サンプル。
立ててみると結構なボリューム。
立ててみると結構なボリューム。

サンプルを見ると、洗面スペース改装だけでもこんなに決めることがあるのかと思う。

ドア

まず、洗面スペースに入る扉から。既存の扉は、他居室と共通のデザイン。チークっぽい明るめの色で、ハンドルはカーブを持ったゴールドカラー。他スペースとの調和は取れても、洗面スペース内部から見ると調和しない。そこで、別段劣化していたりはしないが、この際、内部との調和を考えた物に変えることにして、洗面スペースに入る空間としては、ここは別空間として区切る。

しかしそうは言っても、唐突すぎると違和感。洗面スペースに入る箇所は、他居室のドアもあり、同じチークの温かみのあるカラーとこことを、どう折り合いをつけるかは難しい。そこで、当初、内部空間とのコーディネートを考えて、内部はシックなのでグレーアッシュのようなカラーを想定していた。が、内外両方と折り合いのつく、暗めのウォールナットにした。木目の見えるダークブラウンで、暖色に振れすぎておらず、冷たくもなく、両方と調和すると思う。

ウォールナットの暗めの色。
ウォールナットの暗めの色。

ドアの形状は、明り取りの窓のない全閉タイプにした。特にここで採光の必要はないからだ。使用状況を示す小窓もなし。ただし鍵はかかるので、人がいるのにうっかり開けたりすることはない。

ドア枠も、当然変える。これは、この扉に調和する色の枠をリフォーム会社に選定してもらって、色調を確認した。ハンドルはサテンシルバーに。

(次ページへ)