それでも俺は行くのだろうか


今日14日(土)は、東京プライドパレードの日。前にサイトもダメダメで危ぶまれる感じとブログで書いたが、そのところからも、とある東京以外の拠点でのパレード関係に関与している人からの情報でも、ほんと大丈夫なのか(というよりもむしろ、大丈夫じゃないんじゃないか)というほどの運営の脆弱さが伝わってくる。具体的に挙げることもできるが、そうすると、本当に気分がどんよりしてしまう。そのダメさ加減は、単に金がないとか、何をするにも飽和ムードの日本の潮流とかいったことのせいだけではなく、パレード運営の体制の問題、組織の体質の問題、やる気の問題、種々が重なっているのだろう。Webに掲載されている代表の言葉にも、やろう、やり抜こうといった気概が感じられない。

今日、一応は会場に行ってみるつもりだ。一緒に歩くはずだった友人が急遽仕事の都合で行けなくなり、声を複数人にかけてみるも、都合があるとか行きたくない感じとかでフラれ。でもこういうことは、本当にそれが意義があるとか、声をあげなければいけないほど差別的事態が切迫しているとか、喜びと楽しさに満ちていて何をおいても行きたくなるとか、優先順位を上げたくなる要因が見当たらないからそうもなるのだろう。(だって、本当に重要なら親の死に目だったとしても、人はこれからの人生を生きてゆく人の生き方のために、そっちを選ぶだろうから)

何のために声をあげに行くのかが、見えない。暑くて、参加受付を午前中に済ませてから所在ない時間をつぶし、並び、歩くことを考えると、喜びや意義よりも苦痛が上回るような気分がしてならない。(ここまでこのブログポストを書いて、手が物憂さのために10分ほど止まってしまった)

とりあえずは会場に行く。それだけは予定しているが、LGBTが声をあげることの意義を恐らく平均的なLGBTよりは遥かにコンシャスなはずの俺でもこんな気分だから、他の大部分のLGBTは、東京プライドパレードを知っていたとしても、「そんなの別にいいよ」の一言で追いやられてしまってもしょうがないと思う。パレードの前夜に、こんなに面倒でどんよりした気分になるのは、初めてだ。もし、会場で会える人がいたら、お願い。ちょっと顔を見られれば、ひょっとしたらこの気分がやわらぐかもしれないので、ボランティアと思って、(笑)俺に声をかけてください。顔見知りでも、そうでなくても。<>

追記:
第7回東京プライドパレード開催要項
2010/8/14(土)代々木公園イベント広場にて 参加受付10:30~
パレードスタート15:00~