ここでゲイプライド関係のお話です(日本ではまったく盛り上がっていませんが)


同性婚を認める国も徐々にではあるが増えてきて、先月にはアイスランドでも同性婚法が成立。ちなみにアイスランドのヨハンナ・シグルザルドッティル首相はレズビアン。

アイスランドのシグルザルドッティル首相。
アイスランドのシグルザルドッティル首相。

イタリアのカーメーカーフィアットは、スペインでのプライドパレード向けに、人気車”500″のカスタマイズ仕様を公開。

6色レインボーのフィアット500。
6色レインボーのフィアット500。
"500 Drag"
“500 Drag”
"500 Customized Metal Cool"
“500 Customized Metal Cool”
"500 Leather"
“500 Leather”
"500 Lesbo"
“500 Lesbo”
"500 Teddy Bear"。毛深い。(笑)
“500 Teddy Bear”。毛深い。(笑)

まあそんな訳で、世界各地ではLGBTを取り巻く状況は少しずつ上向いている。が、日本はイマイチ盛り上がっていない。実は今年、3年ぶりに東京でパレードが復活するのをご存知だろうか? まず公式サイトからダメダメで、トップページhttp://parade.tokyo-pride.org/にアクセスすると、2007年のページにリダイレクトされる。(呆←2010/7/10現在 その後ページ自体がなくなった)

公式サイトの内容も寂しい限りというか、やる気のなさ満載。何だか危ぶまれるが、それでも俺は行くだろう。どんなに脆弱な苗木でも、水をやらねば花は咲かない。しかし、ここまで枯れていると花咲爺でも呼んでこないとダメか。(苦笑)

昨日の夜、とある古い友人から留守電が入っていた。海外に住んでるのに、日本に一時帰国したのかなと思ってコールバックすると、日本に帰ってきたのだとか。そして、依頼事項は今日の夕方、とある参院選候補者の演説があって、そこでセクシャルマイノリティーとのオープン討論をするのだが、公衆の面前できちんと話をできる当事者を探しているので、お願いできないかと言う。あいにくその時間には用事が入ってしまっていたので断ったのだが、その友人はクラブにかかわったり、古くからそういう活動をしていたりしていて、今年のパレードも

「ダメダメなのは分かっているけれども、フロートとか出さなきゃいけないじゃない? だから一応ね」

ということで、準備を進めているのだそう。彼とは近くまた会って話をすることにしたが、動くにしてもそんな状況下で動かねばならない日本のゲイ事情。どうにかせねばなるまいと思うが、問題は、そういうことに関わっている人々が、もうここ10年くらいは変わっていない「いつもの」人々だということ。そして、今度の参院選と同じく、「何を選んでも正しくない」という厭世観がただようのである。うーむ……。