そして2年目


パートナーのじょにおと知り合って、1年が過ぎた。その間付き合いを揺るがすようなことは何もなく、毎日幸せに暮している。もちろん、何十年も違う人生を送ってきた人間が急に一緒になるのだから、調整が必要になることもあって、今の家に越してきた当時同居していたじょにおの弟と生活のスタンスを調整する時には、かなり厳しい話もしたが、それも早期に解消し、全般に非常に仲良くやっている。基本的に、後述するじょにおの気遣いに支えられつつも、さほど考えなくともお互いによかれと思ってすることや、自分のしたいこと、好み、物の考え方などが合っているのだと思う。これは、とても幸運なことだ。

じょにおについてその人となりを見ると、じょにおは、きちんと自分のある人だが、人格的にとてもバランスが取れていて、周りと調和するのがうまい。そして生真面目で、次に何をしたらよいのか・どう振る舞えば相手が喜ぶのかを読み取るセンスがある。何かと要求レベルが高くなりがちな俺とも、うまくやっていける理由の一つには、それがあるのだろう。そして、とても愛情深い。単に好きという感情だけで他人から奪う形しか知らないタイプの人間も世の中にはいて、そんなタイプとも過去遭遇したが、じょにおは愛情をわかつこと、与えることを知っている、思いやりのある思慮深い人間だ。日頃一緒にいて、学ぶべきことがたくさんある。

付き合いを続けるうえで、相手への思いやりの他にも、相手を尊敬できるかどうかは、年齢の上下関係なく大事だと思うが、じょにおは間違いなく尊敬できる人物だ。家では仕事の詳細な内容はあまり話さないが、(じょにおの仕事はここでは詳述できないが、色々なフィールドに渡ることをやっていて、外の人間との接触も多く、大変だと思う)責任感も強く、また、自分に課されたミッションをこなす能力も高い。

俺の実感としては、こんなに大事にされたことはかつてなく、じょにおは生真面目なだけに頑張りすぎてはいないか、少し気がかりだが、俺としても出来る限りじょにおに快適で気楽でいてもらって、これからお互いの人生を豊かにしながら一緒に歩んでいきたい。それから、2人の関係を応援してくれる友人達には、特にお礼を申し上げたい。どうもありがとう。これからも、じょにお共々よろしくお願いします。