東京レインボープライド2024 ーNot My Prideという違和感ー


パレード当日

前ページのような有り様で、エントリーはしたものの気分が下がり切っていた俺を鼓舞したのは、パートナーだった。俺がずっとパレードで歩いてきたことを知っていて、また、顔を出せる人は顔を出すべきという姿勢も一番理解しているのはパートナーだ。「あなたは歩かなきゃダメです」と言って、この日は仕事だったがいっとき抜けて、俺と歩くことにしてくれていた。

車で向かい、整列して待機、正午過ぎに出発。

出発地点。賑やか。
出発地点。賑やか。

パレード中はなごやか。見知らぬ参加者とも会話があったり、沿道の応援の人と手を振り合ったり。

青山表参道商店会名でフラッグが下がるのはLVMHの御威光か。
青山表参道商店会名でフラッグが下がるのはLVMHの御威光か。

 

パレード30周年はここでわずかにアピールが見られた。
パレード30周年はここでわずかにアピールが見られた。

批判を前ページで多く書きながら、歩くと清々しい気持ちになれたのは事実。歩いて我々の存在を可視化し、自分自身に忠実であること、自身を受け入れ、自我同一性を確立すること(これこそがプライドであると思う)を身を以て示すこと。光景の面白さを沿道から見てみたいという気持ちもあるが、やはり歩いた方が何倍もいい気持ちになれる。

ゴールし、出店の屋台で食料と飲み物を調達して昼食を摂り(こういうところではお金を落とすのは重要)、またブースを見て歩く。NPO法人パープルハンズのブースに我々がパートナーシップの公正証書を作成した時にお願いした行政書士であり、同法人の理事 事務局長である永易至文さんがいて、ご挨拶と写真撮影。

時折やり取りはしていても、永易さんと一緒に写真を撮るということはなかったかもしれない
時折やり取りはしていても、永易さんと一緒に写真を撮るということはなかったかもしれない
パートナーとも。今年もパレードを歩いた記念として。
パートナーとも。今年もパレードを歩いた記念として。

ちなみにTシャツはブースを出していたTAIWANIZEで今年のTRP限定バージョンが出ていて、それを買って着た。過去台北に行った時は毎回ここの服を買っている。でもペアルックはこの時だけ。

その他、ざっとブースを見て歩き、パートナーは仕事に戻るため、車で仕事場まで送りに。「今年も一緒にパレードを歩いてくれてありがとう」と言った。「もし俺が歩かなかったら今年は歩かなかったでしょう?」とパートナー。確かに、その可能性は大きかった。

締めくくりの感想は次ページで。