プットニョスと2年


もう3月になってしまったが、プットニョスが我が家にやってきて、2月末で丸2年になったことをここで記しておこう。大人になり、少なくとも我が家にいる時にはすっかり落ち着いていて、言うこともよく聞くし、いたずらもしない。3、4時間程度の留守番をフリーでさせておいても平気。

こうして見ると大人の風格?
こうして見ると大人の風格?
じょにおに連れられて。
じょにおに連れられて。

人懐こいのは相変わらず。ただ、ベタベタに甘えるのは万人に対してではなく、俺やじょにおに対してならばという区別が多少ついてきたようだ。多少、だが。外の人に触られる場合にも、あまりしつこい遊びは好まないようになった気がする。

外出から帰ってきて寝ている。
外出から帰ってきて寝ている。

トレーナーのWANLOVEさんにお願いしてのトレーニングも、引き続き。

張り切りすぎの顔。
張り切りすぎの顔。
ちゃんとやれる時はやれる。
ちゃんとやれる時はやれる。

この間ヤフーニュースを見ていたら、アメリカで100年ぶりに登録犬種トップ10にフレンチブルドッグが入ったというのをやっていた。愛想がよくて独特の外観が人気なのだろうが、実際家にいると、毎日面白い。日本のコマーシャルなどでも見かけるし、人気になってきたのも分かる。

一方でやはり手間はかかる。トレーニングに根気は必要だし、短毛だから毛の手入れは楽だろうと思っている人もいるかもしれないが、年中抜けるのでシャンプーやブラッシングは欠かせないし、あらゆるものに毛がつくことを覚悟しなければならない。力も強いし、けっこう強情なところは強情なので、コマーシャルで見てかわいいからなどとあまりにも気楽な気持ちで飼い始めると、思わぬ苦労の連続になるやもしれない。
体のコンディションにも気を使う。うちのプは幸い丈夫な方だが、獣医によると皮膚が弱い犬も多いと言うし、アレルギーがあって餌を慎重に選ばねばいけない犬も、これまた少なくないそうだ。値段もえらく高騰しているが、人気だけで飼われて不幸な犬が増えないといいな、と心配したりすることもある。

のんびりひなたぼっこ。こうした平和な暮らしをする犬ばかりだといいのだが。
のんびりひなたぼっこ。こうした平和な暮らしをする犬ばかりだといいのだが。

我が家の場合、そうした面は当然折り込み済みで、飼っていると本当に面白い。毎日、プがうちにいてくれてよかったなと思う。それは、ギブアンドテイク的な公式で成り立つ、犬にこちらがしてやることの見返りの癒やしといった単純なことだけではなく、犬をめぐって有形無形に様々な物事を経験し、その経験から与えられていることもまた大きいのだという実感がある。プがうちに来てからはまだわずか2年間だが、だから人間は犬を飼うのだなということを身をもって知って、犬を飼うのは奥深いものだなと感じる。

2年前、うちに来た当日のプットニョス。
2年前、うちに来た当日のプットニョス。

これからもよろしくな、プッちゃんや。