今月初めに突然買い替えるとじょにおが言いだし、候補車の選定と比較試乗を経て、めでたく今月のうちにシトロエンDS4納車。じょにおと旧車の国産ステーションワゴンに乗ってシトロエンディーラーに取りに行く。
旧車はじょにおの職場のスタッフが欲しいというので、あげることになった。これは太っ腹な話というよりはラッキーな話。まだ車検はついてるしきちんと走るが、(当たり前か)古いし、もらい事故とはいえ修理歴があるから査定額がもうつかないだろうし、廃車にしようかという時に、欲しい人が現れてくれたのだ。もらえるので引き取り手は結構喜んでいるらしい(というか前から狙っていたらしい 笑)から、めでたしめでたし。
そういう訳で旧車はシトロエンディーラーに引き取ってもらうわけではないので、帰りは分乗してじょにおがDS4に、俺が旧車に乗って帰り、旧車を引渡し用の場所へ納めに行く。
そういえば初めてのデートでじょにおが待ち合わせ場所に乗ってきたのも旧車ちゃん。以来、色々な場所に乗って行ったので、感慨深い。そういえば震災の前の日に山梨にロングドライブに行ったのも旧車ちゃん、そして震災当日に東京から新宿まで歩き、じょにおが迎えに来てくれて無事帰宅難民にならずに済んだのも旧車ちゃんのおかげ。いままで色々ありがとね、旧車ちゃん。新オーナーの元でまたお務め果たしてね。
そんな思い出深い旧車ちゃんとも別れ、現れたDS4。旧車ちゃんへのノスタルジックな思いは一気に転換、現金なものだ。あ、旧車ちゃんの写真を最後に撮っておくの忘れた!
さて、あらためてシトロエンDS4。グレードはChicとSport Chicの2つの展開だが、Chicにした。なぜChicにしたかというと、うちは2ペダル必須なところ、Sport Chicの方がエンジンは高出力だがMT、ChicはEGSでセミATなので。ブン回すよりも快適に乗りたいのだ。装備はほとんど変わらない。Sport Chicのレザーシートの内装はオプションでChicでも選べるが、Chicのレザーとファブリックのコンビネーションシートもなかなか立派だったし、DS4のオールレザーシートはパーフォレーテッドだが、汗かきにはそれでもファブリックの方が良かろうと、選ばなかった。Chicのシートの質感はなかなかいい。
つけたオプションはナビ(バックカメラ付き)くらい。フロアマットはつけてくれたし、立駐に入れる際にアンテナを倒すためのアングルスペーサーもサービス。そうそう、ナビこそオプションだったが、普通に買えば必要な装備がついてくるのは、シトロエンの美点。ドイツ車なんかは車両ベース価格が低くて一見リーズナブルに見える車両でも、売りにしている装備や必要品があれもこれもオプションで、見積もったらアララ…、ということが多い。あれはセコい商法だなと思う。
例えば、各車両1つずつでも挙げてゆくと
- フォルクスワーゲンパサートはバイキセノンヘッドライトがオプション。
- アウディA4はアダプティブヘッドライトがオプションでも付かない。(S4は標準)
- BMW 320iはクルーズコントロールがオプション。
- メルセデス・ベンツC180ブルーエフィシェンシーはパークトロニック(駐車時のソナー)やLEDポジショニングライトがオプション。
- ついでにスウェーデンも挙げると、ボルボS60 T4はブラインドスポットインフォメーションシステムがオプション。
でも、DS4をそんな実質的な理由で選ぶ人は(多分ほとんど)いない。兎にも角にも格好なのだ。伊達。今まで伊達といえばイタリアだったわけだが、DSシリーズにはその伊達がある。そして空気感。リラックスしていて、どこにも属さない自由な雰囲気。俺もそこに惚れた人の一人。
ところで、車に詳しい人にとってはいざ知らず、あまり興味がない一般の人からは、シトロエンはどんなイメージなんだろうか? 前にとある鍼灸院で車の話になったので、その治療師は車に興味があるのかなと思って「今度シトロエンを買ったんですよ!」と言ったら、「シトロエンってどんな車ですか?」と言われてガックリきた。(笑)また、じょにおがじょにお兄さんに車を買ったことを言った時には、
「なんでアウディを買わないんだ! オレが高い車を買えないじゃないか」
と言われたとか。シトロエンの感想は?(笑)ていうかアウディの印象ってそんな? そもそも普通兄貴がまずいい車を買って、「兄貴が買ったから」って弟が続くもんなんじゃないの?(笑)
参考までに俺の妹に聞いてみると
おフランス車
おしゃれ
という言葉が返ってきた。まあ人それぞれというか、一般的なイメージが固着していないのがシトロエンのいいところなのか。一般の人はシトロエンのマークさえ知らない人も少なくないかもしれない。
そんなイメージはさておき、これから車に乗る機会が増えそうだ。よろしく、DS4。