悦楽の記録その1 主にワインとチーズ


前回の日記から割と日数が空いてしまった。その間、レビューはちょこちょこ書いていたが、日常で特に変化はなく、仕事をして、ジムに行きワークアウトして、帰宅して、といった日常を繰り返していた。ただし、今月はいつもと少し違う悦楽の日々。19日に誕生日だからというので、じょにおにちょっと早めのプレゼントをもらったのと同時期くらいから、贅沢をしているのだ。

まずは普段や仕事で荷物が少ない時にさらっと持てる小さめの肩掛けバッグをプレゼントにもらった。こういう物の紹介にメーカー名を言うといやらしいので名は伏せ、写真も載せないが、軽くて使いやすくて、気に入っている。もちろん王道を外すのが俺のやり方。

そして、じょにおが新しい時計を欲しいらしく、今までのを使わなくなったとかで、俺が使うことになった。実質プレゼント? こちらもメーカー名は伏せるし写真も載せないが、ダイバーズウォッチ。これは、たまたま俺が使わせてもらうようになったものなので、やや王道すぎる物なのだが、色は抑えめでそう派手ではないので、腕につけるとしっくりくる。ありがとう、じょにお。

これだけで終わらずに、特別なシャンパーニュも。Salon 1997とAndré Beaufort Rosé Doux。前々から飲んでみたいと思っていた物を、セットで。

Salon 1997(右)、André Beaufort Rosé Doux(左)。
Salon 1997(右)、André Beaufort Rosé Doux(左)。

シャンパーニュ好きには文字通り垂涎の代物。味わう前にまずはシャンパーニュの状態と心を落ち着かせるべく(笑 何せ特別な2本なので)、ワインセラーに収まっている。

この辺りでもう読み手にとってはお腹いっぱいというところだろうが、ここは俺の日々の記録なので、構わず先を書かせてもらう。(笑)いいシャンパーニュを買ったとなると、万全の状態で飲みたいもの。いつも使っているグラスももちろんいい物ではあったのだが、この際揃えておくとしよう、と、ネットショップでポチッと。これは、通常のフルートグラスではなく、ダイヤモンド型のふくらみがあって、香りを感じやすいもの。メーカーのホームページには「プレステージシャンパーニュ向け」とある。
当然グラスを買ったら試してみたくなるもの。(笑)そこで使い初めを。チーズも用意した。ブリア・サヴァランというフレッシュチーズに夏トリュフをはさんだもの、ブルゴーニュのワインで洗って熟成させたトメット・オ・ボジョレー、そして36ヶ月熟成のパルミジャーノ・レッジャーノ(我が家では定番、冷蔵庫に常備)。

日曜の夜。
日曜の夜。
サヴァラントリュフチーズ。
サヴァラントリュフチーズ。
トメット・オ・ボジョレー。皮は食べない。
トメット・オ・ボジョレー。皮は食べない。

サヴァラントリュフチーズは期待していたのだけれど、正直「?」な感じだった。トリュフの香りがまるでしない。サヴァランのフレッシュさが完全に優ってしまっていて、はっきり言ってフィラデルフィアな感じ。結構な値段がしたのだが、勉強代だった感じ。他はおいしかった。この時のシャンパーニュは、月1本のテイスティング以外に飲めるようストックしておいたVeuve Cliquot Ponsardin Brut Yellow Label。(前に飲んだ時に複数本買っておいたのがまだ飲んでいなかったのか、その後また買い足したかは忘れた 笑)

その前、別の週末に、トリュフクリーム入りのチーズ=トリュフブリーを食べたのだが、それはトリュフの馥郁たる香りがして、↑のサヴァラントリュフチーズよりも遥かにおいしかった。その時は、夕食を用意した時に例によって我が家の定番Piper-Heidsieckの栓を抜いて、食事が終わっても残っていたPiper-Heidsieckとともに食べた。どうも幼少時からトリュフのおいしさは感じにくくて、テリーヌに埋め込まれていても、パスタに削ってふりかけられていても「別に…」と思っていたのだが、トリュフブリーはおいしかった。どうやら、キノコの類がおいしさを引き出されるのは、クリーム類との組み合わせによるようだ。(アミガサタケ然り、ポルチーニ然り)

トリュフブリー(手前)。奥はAOCの12ヶ月熟成コンテ。
トリュフブリー(手前)。奥はAOCの12ヶ月熟成コンテ。

ついでに赤ワインも。ヴォーヌ・ロマネはなかなかこなれた味で良かった。優等生的ワインと言われるが、優等生だけあって、どこにもひっかかるところがない。ロックフォール・パピヨンとの相性も◎。

何年のワインだか忘れていたが、写真を見ると1998年だった。(笑)
何年のワインだか忘れていたが、写真を見ると1998年だった。(笑)

ところで、最近は誰も彼もが食通なようで、この前に「世界ふしぎ発見」でフランスのジャム職人であるChristine Ferber(クリスティーヌ・フェルベール)のことをやっていたのには恐れ入った。食通の話ではコンフィチュールと言うべきか。(笑)
テレビを見た翌日、新宿に買い物に出かけて伊勢丹の地下でワインを買い込んだ。普段使い用なのだが、バルバレスコとキャンティ・クラシコを1本ずつ。それに加えてやや甘めのドイツの白ワインとスペイン産のフルボディーのワインをじょにおの希望で書い、じょにおがまとめて会計するというので、それまでワインコーナーの向かいを見ていると、フェルベールのコンフィチュールがあるではないか。味見ができて、なかなか良かったので、2つ買い。そして最近はバターが入手難のようなので、帝国ホテルブランド(でも四つ葉が生産)の発酵バターも買う。

ワインと発酵バターとジャム。
ワインと発酵バターとジャム。
えい、もののついでにオリーブオイルも。最近使っているA L'olivier。これはフルーティーなタイプ。
えい、もののついでにオリーブオイルも。最近使っているA L’olivier。これはフルーティーなタイプ。

とまあこんな感じで散財しているのだが(何かどんと買うより、日常的に出ていく物が贅沢な方が出費として大きいと思う)、今月はこれで終わらず、他に2つ贅沢事が今週中に。長くなったので、また次回。人の恨みを買わないことを祈りつつ。