連休記録 7日目・8日目


7日目

5月5日は美術展を2つ観た。まず1つは、東京国立博物館でやっている写楽展。震災の影響で、会期が変更になり、今月からになった。写楽というと、皆「ああ、あの江戸時代の浮世絵師の」と思い浮かびはすると思うが、その活躍期があんなに限られていたという認識がなかった。写楽は、1794年5月から約10ヶ月の間にしか活躍しておらず、その後、時代の波間にいつの間にか姿を消したという。エネルギーをそこに凝集する様はまさに電光石火、才能のスパークだったのだ。その10ヶ月の間に迸り出た才覚・粋・享楽が、この展覧会では時代の背景とともに一気に総覧できる、ダイナミックな展覧会だった。

平成館入口横にディスプレイされた展覧会の案内。
平成館入口横にディスプレイされた展覧会の案内。

浮世絵は、版を重ねていくつも刷られたものなので、版の違いや、保存状態の違うもので、一枚一枚表情が異なる。それを比べて見られたのも、貴重な機会で、大変興味深かった。

図録も購入。表紙(左)、中身の例(右)。厚みもあって、まさに写楽カタログ。
図録も購入。表紙(左)、中身の例(右)。厚みもあって、まさに写楽カタログ。
平成館を出てふと見ると、東京スカイツリーができていた。
平成館を出てふと見ると、東京スカイツリーができていた。

さて、ここを見て、次に向かったのは東京藝大美術館。写楽展をやっているここから歩いて4、5分ほどのところだ。

美術館入口。
美術館入口。

やっていたのは、「香り展」。香りをテーマに、日本に伝来した香木を楽しむ習慣から香道、香りを題材にとった日本画などで構成されていた。正直、観終わって少し食い足りない感じはしたが、着眼点は面白かったと思う。実際に香りを感じることのできる展示も3点ほどだがあった。(香木と、2つの香りのサンプル)

2つの美術展を観て、藝大美術館内でお茶をして、お腹も空いたので早めに晩ご飯にする。新宿つな八に行き、コースと、単品でいくつかオーダー。つな八は、まっとうな商売をしている店で、行くと落ち着く。

久しぶりの天ぷら。季節の食材はやはりいい。
久しぶりの天ぷら。季節の食材はやはりいい。

そして帰宅し、注文していた『バーレスク』のDVDが届いていたので、鑑賞。DVDには、劇場版でインサートされていたいくつかの曲のフルバージョンが収録されていて、なかなか見ごたえがある。ストーリーは相変わらずの分かりやすさだが、やはり歌と踊りが一流なので面白い。そしてCherの怖さも相変わらず。(笑)

8日目

今日は俺は休み、じょにおは仕事。昼に起きて、あれこれ家事をこなす。そして、このところ美食が続いたので、今日は家で体をいたわる料理を作るべく、昼間のうちに干し貝柱と干ししいたけを水でもどしておいて、夕方に料理にとりかかる。今日のメニューは:

  • 干し貝柱とねぎとレタスのスープ
  • 干ししいたけと豆腐と芝エビの煮込み
  • 小松菜のしょうがとにんにく辛味炒め
  • 玄米

レシピはめんどくさいから略。(笑)滋味のある、肉を使わない食卓で、血の巡りのよくなる料理は、やはり食べていてほっとする。自分で作っておいて言うのも何だが。

こんな感じ。
こんな感じ。

そして少し休憩してから、ジムへ行き、ワークアウトしてきて、帰宅。一日仕事だったじょにおは寝支度をするとすぐさま夢の中。さて、俺もそこそこの時間で寝ておかないと。