鯖(サバ)のクールブイヨン煮再び。先月うちでやったパーティーの時に出したあれ、その時はお客さんに全部ふるまってしまって、実は俺とじょにおは食べていなかったので、今回二人用に再度作った。鯖は前にトマトソース煮を作ったが、トマトソース煮は冬向け、クールブイヨン煮は冷まして漬けるので夏向けか。
◆◇◆ 鯖のクールブイヨン煮 ディルとポワブルロゼとレモン風味 ◆◇◆
材料:
- 鯖 4枚(2尾) 頭と内臓を取って2枚におろしたもの
- 長ネギ 2本 または ポロネギ 1本(青いところも使う)
- 白ワイン 1.5リットル
- 白ワインビネガー 1カップ
- レモン汁 2個分
- クローブ(ホール パウダーでないもの)10粒
- タイム 適宜 生がベスト なければ乾燥でOK
- ローリエ 2枚
- セロリ 1本
- にんじん 1本
- 玉ねぎ 1個
- しょうが 小さめ1片
- にんにく 小さめ1片
- ディル 4、5本
- マスタードシード 大さじ1 なければ粒入りマスタードでもOK、マイユの
- 塩 適宜
大まかな流れ:
- クールブイヨンを作る
- 鯖を煮る
- 冷めたら漬ける
準備:
- ネギは白いところをぶつ切り。白いところは食べる。青いところは後で使うので取っておく。
- セロリ、にんじん、玉ねぎは適当な大きさに切る。(これらはブイヨン作りのために入れるが、食べない)セロリは香りのために、葉も使う。葉は煮ると散らばりやすいので、ブイヨンを濾す時に楽なように、サシェ(小袋 煮出し袋でOK)に入れておくとよい。
- しょうがはスライス、にんにくは軽く潰して丸のまま。
- クローブ、タイム、ローリエ、しょうが、にんにくはサシェに入れておく。
- 鯖はまるごと買ってきたら洗って頭と内臓を取って2枚におろし、水気を切って塩を振る。塩を振って汗をかいたら(鯖から水分が出てきたら)キッチンペーパーで拭き取っておく。最初からやっておかなくても、クールブイヨンを作るのに30分煮るので、煮始めてしばらく経ってからでOK。
- レモンは絞って種を取り除いておく。
調理:
- クールブイヨンを作る。鍋に、白ネギ、タイム、ローリエ、クローブ、しょうが、にんにくを入れたサシェ(小袋)、マスタードシード、セロリ、にんじん、玉ねぎ、白ワイン1リットル(後で調整用に500mlほど残しておく)、白ワインビネガーを入れて火にかける。酢の酸があるので、鍋は耐食のもの、アルミ鍋等は不可。沸騰したら弱火で30分煮る。(アルコールは飛ばす必要があるが、かなり蒸発するので、鍋蓋等使って調節して、蒸発しすぎないように)
- 30分煮たら、白ネギは鯖と一緒に漬けて食べるので、取り置いて、他を濾す。味を見て塩で整える(鯖にも塩を振ってあるので、若干控えめに)。味が尖っているなと思ったら、ハーブを若干足すとか、ほんの少しハチミツを入れるとよい。
- 塩を振って水気を取った鯖をクールブイヨンに入れて、火にかける。鯖がひたひたになるくらいの水位。ブイヨンが足りなければ、白ワインと白ワインビネガーを足す(5:1くらいの割合)。
煮立ったら火を弱め、アクを取って、鯖に熱を通す。(10分くらい)
鯖は肌がデリケートなので、あまりいじらない。返す必要があれば、やさしく。落し蓋か、落し蓋代わりのキッチンペーパーを使って(酢の酸があるのでアルミホイルは腐食するから使わない)、ブイヨンが鯖の表面にも回るようにする。
- 煮上がったらレモンをブイヨンに足し、味を見て、足りなければ塩で整える。蓋をしたまま、粗熱が取れるまで冷ます。
- ネギの青い部分をグリルして、軽く焼き目をつける。
- 冷めたらレモン汁をブイヨンに加え、つけ汁に鯖がかぶるくらいの深さの容器か、ジップロックなどに入れて、取りおいた白ネギ、焼き目をつけたネギの青いところ、ディルを加え(均等にバランスよく)、冷蔵庫に入れて漬ける。
- 1日経ったら上下をやさしく返す。翌日~3日くらいが食べごろ。
- 出す時にフレッシュなディルを加え(漬けたディルは取り除く)、ピンクペッパー(ポワブル・ロゼ)を表面に添える。
今日の夕飯は、これと、じょにおが作ったアボカドとモツァレラのサラダと、スープ。鯖があっさり目なので、スープはこっくりしたにんじんのポタージュ。
※写真は旅行用に買ったコンパクト一眼で撮ってみた。普通のデジカメで撮るよりきれいでしょう? 肝心の味は、もちろんバッチリ。よく漬かっていて、鯖の臭みなどもなく、ハーブの香りが豊かでおいしかった。また作ろう。<>