プロローグ
この旅行は、1回目の同級生との鳥羽、2回目のパートナー父母との熱海に続き、今月で3回目。こんなに旅行づいていることも珍しいのだが、計画がたまたま重なった。ゴールデンウィークには鳥羽に同級生と行ってきたが、この旅行はそれよりも前に計画していたもの。
さて、今回の旅行だが、何もしないのんびり旅行をしたいとの目的で、鳥羽を旅先に選んだ。何ならホテルにこもっていてもいいとの視点で選んだホテルは、鳥羽国際ホテル。来年60周年を迎える老舗ホテルで、選んだ部屋はインペリアルスイート。インペリアルの名前は伊達ではなく、皇族方を迎えた部屋なのだとか。
1日目
小雨が降ったりやんだりの東京から新幹線と近鉄を乗り継いで鳥羽へ。季節外れの台風2号が近づいてきていて、滞在で基本的には何もしないつもりでいたのは正解かなと思いつつ。

午後3時前に鳥羽に着く。のどかな場所で、すぐ前は海。お土産屋の集まったビルでソフトクリームを食べ(なぜ観光地に行くとどこでもソフトクリームがあるのだろう)、駅前の海を眺める。


ミキモト真珠島
ホテルには後でチェックインすることにして、ミキモト真珠島を見に行くことにする。鳥羽といえば魚介の他、やはり真珠は外せない。
小雨が降ってきて傘をさしながら歩くこと5分ほどですぐ到着。


ここでは真珠に関する展示のある博物館の他、ミキモトの創始者御木本幸吉の記念館もあり、海に面した海女スタンドでは海女の実演を見ることができる。入場してちょうどそれが始まるところだったので、見てきた。
デモンストレーションとはいえ、素潜りの実演をするのは大変なことと思う。
これを見た後は博物館へ。見る前は通り一遍な感じなのではないかと高を括っていたら、展示は大変充実していて、自分の浅学を恥じた。そしてジュエリーになる真珠が如何に努力のもとに作られているのかが、その苦労とともに片鱗を理解した気になった。




この後、御木本幸吉記念館も見学して、ホテルに向かうことにする。駅からホテル行きのシャトルバスが出ていて、それに乗ってホテルに向かう。
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