3度目の台北 3泊4日


4日目 2023/3/31

4日目は移動オンリー。7時半にホテルを後にした。行きのタクシーのトラブルがあったので、万全を期して、ホテルの送迎を予約しておいた。

送迎車はBMW 730i
送迎車はBMW 730i
自動車好きとしてはショーファードリブンの需要も多い7がどんな乗り心地なのか興味があった。以前の7よりも静かで快適。
自動車好きとしてはショーファードリブンの需要も多い7がどんな乗り心地なのか興味があった。以前の7よりも静かで快適。

で、空港には早目に着き、エルメスでの買い物の免税キャッシュバック手続きも済ませて手荷物預け…と、ここで旅行史上未経験のトラブル発生!

コロナワクチンの接種証明が要るというのだ。

台湾への入国時には日本を発つ時も、台湾に着いた時も証明は要らなければ待機期間もなしということで、コロナ禍以前と同じようにスムーズに来たのだが、日本の入国方針により、それをチェックインカウンターで確認すると。

困った。持っていないのだ。こんな罠があるとは思わなかった。台湾への渡航には特段コロナに関する接種証明も隔離期間も不要、と聞いていたので、帰国時は別とは思わないではないか。接種証明アプリも入れていない。そもそもアプリの登録に必要なマイナンバーカードも作っていない。チェックインカウンター係の女性職員にリジェクトされ、手荷物預けを受け付けてもらえず、どうしたらいいだろうかとカウンターを外れ、無用にスマホで情報を探る。

と、困っている様子の我々に、別の地上職の女性が声をかけてきてくれて言うには、接種の記録がある書類を日本の家族か誰かに写真で撮ってもらって、それが確認できればよいと。ここで手荷物預けの締切時間まで残り45分。

そこでパートナー母に電話。日本で我々の住んでいるマンションから徒歩10分以内の場所に住んでいる。うちの鍵を非常用に預けてあるはずなので、まずそれの所在を確認してもらい、パートナー母の所にいた叔母とマンションに向かってもらう。

書類はパートナー、俺、それぞれ保管場所は別だが把握している。電話で指示して見つけてもらい、写真を撮って送ってもらった。そしてそのタイミングで先ほど話しかけてくれた地上職の女性が声をかけてきてくれたので、確認してもらって、急ぎ手荷物預けへ。残り10分。

手荷物カウンターは、最初にリジェクトした女性とは違う男性。スーツケースのヘヴィウェイトも黙って受け付けてくれ、ことなきを得た。どうやらコロナワクチンの接種確認は、係員個々人が目視で行っているようで、しかも裁量には幅があるように見えた。何となくで通過している人もいるに違いなく、最初に受け付けた(そしてリジェクトした)女性地上職は、本来趣旨に則った運用をしたということではあるものの、その裁量幅は何なんだろうかと疑問に思った。ちなみにこの男性職員による手続きの後、さらに確実性を期するためか、ボーディング時にもチェックはあった。

いずれにしろ、無事出国手続きも終えて、ほっとしたのだが、寿命が縮まった。

日本では、飛行機を降りて向かった先で、ウェブサイトでの入力と、係員による接種記録の確認および数個の質問のやり取りがあり、そこを通過してパスポートを機械にかざし、無事再入国。手荷物を回収して税関申告を通り、帰宅した。

* * *

補足 2023年3月下旬の台北コロナ事情

台北では未だ東京同様、マスク率は高い。市中ではざっと見、8割程度はマスクを装着しており、店舗内になると、その店舗が飲食関係だろうとそうでなかろうと種別を問わず、ほとんどがマスク。地下鉄では車内はもちろんホーム上でも装着は義務。飛行機の中でも飲食以外は必須。台北の人々はマナーがよく、この点で好き勝手するような様子は見られなかった。しかし、まだコロナ明けとは言えないような様子ではあった。