ソファーを選ぶ


今うちのリビングにあるソファーは、じょにおが一人暮らしだった頃から使ってきた物で,もう15年選手。革張りで、補修したりしたものの、犬の爪で更に傷つき、レタッチ部分も剥げ、もう限界を超えている。

お前たち、寛ぐのはいいんだけどねえ…。
お前たち、寛ぐのはいいんだけどねえ…。

さすがに買い替えるかと、ネットで下調べをし、南青山にあるソファー専門店のショールームを2軒回った。

まず1軒目。見に来ている人が多くて驚く。どこから選んだらいいのか分からなかったところ、かけ心地やら寸法やらを店員に尋ねて、凡その見当をつけ、中央で2分された3人掛けソファーと、スツール1個を候補その1とする。やはり、座って気に入り、形もいいなと思った物は一番高い物。こういう物も値段なりか。

生地についてもあれこれ尋ね、うちは何より犬達の爪のダメージを抑えたいので人工スエードを考えていると伝えて、生地サンプルをもらってきた。人工スエード2つと、参考までにファブリック1つ。

生地見本。うちのLDKの床はこの大理石。コントラストはこんな具合。
生地見本。うちのLDKの床はこの大理石。コントラストはこんな具合。
しかし今は犬が落ち着くまでと思ってタイルカーペットを敷いている。するとコントラストはこんな感じ。
しかし今は犬が落ち着くまでと思ってタイルカーペットを敷いている。するとコントラストはこんな感じ。

この時点では、ここの3Pソファーとスツールでほぼ決まりかなと思われた。オーソドックスな形で、内心、冒険がないなと思いながら。
そしてほど近い場所にある、もう1軒のソファーメーカーのショールームに行く。1軒目は手堅くまとめてある印象だったが、2軒目は少しデザインに冒険していて、ややカジュアルな印象。値段も少し安め。

一通り見たものの、いまひとつしっくりくるデザインがないなと思っていたら、コーナーソファーユニットがちょっと面白い。自由にユニットを組合せて買えるもので、1100mm四方の大判のコーナーユニット同士を2つ組み合わせれば、奥行きが深い大きな1つのソファーになる。因みに他のユニットは一般的な奥行き。

ショールームにあった物の大きさイメージはこんな感じ。これを2つ組み合わせる。
ショールームにあった物の大きさイメージはこんな感じ。これを2つ組み合わせる。

ここのソファーはかっちりした造りのが多くて座り心地も固めだが、このコーナーソファーは他のより柔らかく、沈み込み具合も我々好み。これを候補その2として、帰宅。

帰宅して、生地サンプルを犬達に踏ませてみたり、鼻先をつけてみたりして、爪が入り込まないか、汚れは取れやすいかをチェック。と、思わぬ発見。鼻だのよだれだのは水で落として取れる。その点で問題ないのだが、人工スエードは、濡れ色がきれいでない。しかもファブリックよりも乾燥に時間がかかるので、濡れ色が長く留まる。これは予想外だった(そして生地見本で試してみてよかった)。

そこで、ファブリックにしようと決定。形をあらためて考えるに、我々のソファーの使い方は、犬達が一緒に横にいられて、我々大人2人が足を伸ばす形なので、それならやはり奥行きの深い物を、という話になった。それに、オーソドックスな物よりは、少し個性的な物の方が我々らしいのではないか、とも。

ということで、1100mm角コーナーソファー×2を選ぶことに決定。翌週再訪し、生地を選んで発注した。色は、大理石の床とのコントラストで選んだ。いずれ犬達が落ち着いたら取ってしまいたいなと思っていた敷き込みのタイルカーペットを、ソファーが届くのと同時期に思い切って取り払うことにしたのだ。

届くまで2ヶ月弱かかる。やっとの懸案を解決しての買い替えで、届くのが楽しみ。