我が家でずっと懸案になっているのが、犬を飼うこと。じょにおはお母さんに「あなたがいつ犬を連れてくるのかと思って」などと言われているし、友達からも期待を込めつつ尋ねられるのだが、何か踏ん切りがつかない。前に「踏ん切りがつかないでいる」と書いてから、既に1年と3ヶ月が経ってしまっている。
おそらく、ライフスタイルが変わることにお互いためらいがあるのだろう。犬を飼えば、犬中心の生活にするつもりだ。犬の命は短い。人間の7倍で年を取っていくと言われる犬と責任を持って向き合うには、自分のライフスタイルも変えて当然だ。例えば外出にしても、2人だけで気ままに出かけていくということは、犬が育って数時間の留守番ができるようになっても、2人でいる時ほど自由にはならない。ましてや旅行もそう。犬のホテルはあまりにもかわいそうだから、その時にはじょにおの実家に預かってもらうか、などと甘いことを算段してはみるが…。
散歩を考えても、朝晩するとなると、朝はじょにお、夜は俺という風になれば、ジムに行く時間はどうするんだ、ということにもなる。
結局は利益衡量ということに尽きるのかもしれない。犬を飼う喜びとそのための努力とを秤にかけて、どちらがより重いのか。じょにおも俺も実家で犬を飼っていたことがあるから、前者であることはわかっているのだが、やはりライフスタイルを全面的に変えるというのは決心が要る。
まずは前段階の行動だけでも起こしてしまえばいいのかもしれない。近々、ブリーダーに予約を入れて、犬舎の見学にでも行ってこようと思っている。