ダイニングテーブルを衝動買い


先週の夏休み某日、レインボーブリッジを渡って有明へ。じょにおも休みで最初新宿に出向いたのだが、さして見るべき物・するべきこともなく、でもせっかく外出したからどこかへ行こうということになった。そこで、じょにおの提言でIDC大塚家具の有明本社ショールームに行くことにした。銘木フェアをやっているとかで、ダイニングテーブルを買い換える参考にしようと。

レインボーブリッジからの景色。
レインボーブリッジからの景色。

今まで使っていたダイニングテーブルは、じょにおが一人暮らしの時から使っていた物で、そう悪くなかった。が、テーブルセッティングをした時にもう少し奥行きがほしかったのと、4人掛けでぴったりのコンパクトサイズなので、もう少し横幅があってもいいなと言っていた。要するに、もう一回り大きいくらいのが欲しいねと言っていたところだった。
そして替えるなら、素朴さやナチュラルさのある物を配して、空間にアクセントをつけると同時に、居心地のよさを感じさせる温かみが欲しい。うちのリビングとダイニングキッチンの床は白系の大理石なので、テーブルをシャープなデザインの物にしてしまうと、ものすごく頑張った感じになってしまう。そこで、天然木の一枚無垢板のテーブルで、耳付き(エッジの樹皮の部分も付いていること)だったらなおいいね、などと話していたのだ。
話としてはそんな感じで、しかしテーブルは物理的に大きな物だし、今使っている物に機能的な不具合がある訳ではないから、物の優先順位としては低かった。 そこで、将来の参考に見物しようという気持ちで出かけた。

さて、お盆休み中は都内の交通量は少なくて、ほどなく有明に到着。IDC大塚家具の有明ショールームは、すごく広い。東京ドームの約2倍とか。効率良く見るために、担当の人がついて案内してくれる。この、担当がついて回るIDC大塚家具の営業スタイルについて、今までは「人とつきっきりだと話もしなくちゃいけないし、好きに見させてくれよな」と多少うざったい気持ちもあって敬遠していたのだが、見るだけ見るのもいいじゃないかと行く気になったのは、今回はかなり板のストックがるらしく、企画に期待が持てそうだったから。多少面の皮も厚くなったこともあるかもしれない。(笑)

ともかく、係の人についてもらって案内してもらったら、実際すごく参考になる。やはり天然木は一枚一枚違う表情をしていて、面白い。様々な板を見るうちに、厚みと質感の違いも感覚的に分かるようになってくるし、自分達がどういうのが好みなのかもより明確に分かってくる。

そして、そこで出会ってしまったのだ。あ~あ。(笑)

ブビンガという熱帯アフリカ原産のマメ科の木の一枚板。硬く密な木で、ギターや和太鼓などにも使われるんだそうだ。これがダイナミックでとても良かった。両耳つきで、耳(樹皮)の部分は暗いグレー、そこから内側数インチは明るいベージュなのだが、そこを過ぎるとメインの部分は赤みを帯びた深い色をしていて、木目も独特で実に艶っぽい。無垢板だと和風な感じの物が多いが、これは洋風な趣で、うちに合いそう。

うーん。いいねえ、これは。値段も(無垢板にしては、だが)リーズナブル。ためつすがめつ眺める。厚みも51mmと、どっしり感もある。いや、いいよ。うん。



買うか。(笑)

テーブル衝動買い。いや、そこの人、「またこんな買い物して!」とか言わないで。俺が独断で決めたんじゃなくて、じょにおも承諾したから買ったんですよ!(←ここ重要)我が家の買い物では、一目惚れというのは非常に大事なポイント。そして、そうしたチャンスに後ろ髪はないということも分かっているので、これは逃してはならぬ、と。この間のインテリアライトも、我が家の「一目惚れは大事にしろ」原則に則って買った。

で、これに合わせてテーブルの脚を選ぶ。これだけ天板の主張が強いと脚は難しかったが、艶消しの黒のスチールフレームを選んだ。椅子もどうしようか悩んだのだが、ここは実直に、熱心に勧められた椅子は買わず、とりあえずテーブルが我が家に来て雰囲気を見てから椅子は追々買うことにして、支払いと配送手配をして帰宅、楽しみにして待つこと数日。

そしてそれが今日来た。これ↓

ブビンガの無垢板テーブル。(じょにお撮影)
ブビンガの無垢板テーブル。(じょにお撮影)

厚みを伴ったとか木目の複雑さはなかなか写真では再現しにくいのだが、その辺りがポイント。

ところでこのテーブル、上記のように衝動買いした物で、前に日記で「実はもう1つ下旬頃に届くのだが」と言っていた物ではない。それは土曜日に届くのだ。そっちも楽しみ。…って、このところでかい物を買いすぎだ。まあ、お金が出ていく時には出ていくものだと観念して、来月からは実直に?