家事負担の軽減


今まで、「うちは2人だけだし、家のことくらいは自分で」と思って、掃除だの何だのと家事はやっていたのだが、きっちりやろうとするとなかなかの負担。じょにおは気が回る人で、全般に色々やってくれるのだが、なぜか掃除だけは苦手。そこで、俺がしていたのだが、下手をすると休みの半日はそれでつぶれてしまっていた。そうすると疲れが取れず、休みの時間がつぶれるだけでなく、家事負担が心理負担にもなってしまいそうだ。

そこで、家事代行サービスを頼むことにした。依頼した先は某デパートの会員サービス。正確には、そのデパートの仲介を受けて家事代行の専門会社と契約し、そこから人が来る。

最初、ベアーズという家事代行サービスの会社に依頼しようとじょにおが連絡するも、スタッフのコーディネートをすると営業が電話口で言っていたものの、その後連絡がなく、面接予定期日を過ぎたので、そういうところはダメだなと判断。念のため電話をし、経緯を伝えて断ったところ、その電話応対も芳しいものではなかったらしい。
家に人を入れて、場合によっては鍵を預けて不在時にも入ってもらうため、信頼できるかどうかは慎重に判断したい。そう考えると、そういういい加減な対応の所には依頼できない。

その点、デパートが提供する会員サービスなら信頼は担保されていると思い、そちらで依頼。細かい条件は個別対応のところもあるのでここでは省くが、割と使い勝手のよいサービスのよう。まずは隔週金曜日に来てもらって、主に掃除などをやってもらうことにした。隔週だと埃を取り除くには間が空きすぎるが、それでも徹底してやってもらえば、負担は今までの半分よりも少なくはなるから、サービスを導入する価値はあるだろう。

今までにもレンジフードやエアコンのディープクリーニングは折を見てダスキンに依頼していたりしたのだが、これはちと贅沢かと思う一方、家事に取られる時間や心理的負担を考えると、頼んだ方がいいと判断した。じょにおの実家も色々なことを頼む人が来ていて、俺の祖父宅や、両親がいた頃に実家でもお手伝いさんに来てもらっていたので、じょにおも俺も、家事のために人が来るのには慣れていることだし。

とまあ、これがこの生活習慣を変えるに至るあらましなのだが、一応準備というものがある。まず合鍵はじょにおが作っておいてくれて渡したのでOK。そして貴重品の扱いについて。今まで我々2人はお互いに開けっぴろげで、我が家に鍵がかかる所というのはワインセラーくらいしかなかった。(笑)しかしワインセラーに貴重品を突っ込む訳にも行かないので、金庫を買ってそこに収納。

そして、それ以外に触ってもらいたくない物を前日に移動させていて、ついでに片付け始めている自分に気づく。人に来てもらうのは家事をしてもらうためなのに。しかし、お手伝いさんのいる家の人なら分かると思うが、家事をする人を家に入れるのは、その人にまったく気を使わないでいいものでもない。(まあ、そういう人使いの人もいるかもしれないが)俺は実家にいた頃、普段は学校に行ってしまうのでお手伝いさんと顔を合わせることはないが、夏休みなどには起き抜けに出くわすと気まずい思いをしたものだ。結果、ある程度身支度を整えて部屋を出るとか、洗濯してもらう衣類以外の自分の物は自室に取り込むとかいう配慮は必要だった。

それに、「金を払うんだからやらせるだけやらせる」というのも違うと思う。自分で行き届かないことや、労力の配分が困難なこと(というとシチめんどくさいが、要するに自分ではめんどくさくてつい後回しになるような家事)をやってもらうのがサービス利用の本義で、中世ヨーロッパの身分制度ならいざ知らず、自分でできることをやってはいけないということではないのだ。

まあそういったシチめんどくさいことはさておき、夕方家に帰ってみると、さすがにきれいになっていた。専門業者に頼むだけのことはある。ベッドリネンも取り替えてあってベッドメイキングされているし、つい面倒でやらないレンジフードの上の部分もきれいになっている。普段掃除機はかけるが拭き掃除もしないとと思っていた大理石の床もきれいで、裸足で歩いてもサラサラ。トイレもこんな状態↓

ホテルっぽい。
ホテルっぽい。

実はここ、所々ネットで調べた相場よりは少し高い。でもやはりそれだけのことはある。じょにおも帰ってきて「あ、こんな所まできれいになってる」と。金曜日に設定したのは、きれいになった状態週末を迎えられるようにして、土曜日には人が来ない状態で俺がゆっくり過ごせるように、とのじょにおのはからいなのだが、本当にすっきりいい気分。