シャンパーニュを飲んだ時には印象を書き留めるようにしているのだが、他のスティルワインはあまり書いていなかった。去年末くらいから、書こう書こうと思いながらメモ代わりの写真は撮っておきながら、載せるのを忘れていた。そうなると細かいニュアンスは忘れてしまって、1つ1つを文章にはできないので、ここ2ヶ月半ほどのものを、せめて携帯で撮った写真だけはまとめておこう。
うちでワインを飲む時には基本的に赤が多いが、↑には珍しく白も入っている。白も食事と共にだとなかなかいけた。そうバカ高いのはなくて、2000円台~7000円台くらい。
ところで、ワインに関してはそう深入りする気はなくて、気に入った味が見つかればそれでいい。ワインを飲むのは楽しむためで、うんちくを傾けるためでもなければ、資格を取る勉強のためでもないからだ。基本飲みたいのはフルボディーで、しかしアルコールが尖っていないもの。いいのだとミディアムボディー程度でもかまわない。
しかしワインは選ぶのが難しい。特にフランスのワインは値段も味も幅が広く、そこが選ぶ楽しみでもあるのだが、いいものを買おうと思うと際限なく値段も釣り上がるので、日常飲むのでおいしいものを探すとなると大変だ。その点、気になって買ってみたうちでは、だいたいイタリアやスペインのは外れがない。昨日はこの写真には載っていないスペインワインを夕食のお供にしたが、ミネラルの風味がありながらぶどう本来の美味しさもあり、アルコールは丸く、いいワインだった。スペインワインは大抵じょにおが選んでくる。銘柄に詳しいわけではなく、何となく直感で選ぶらしいのだが、それが不思議と上手なので、うちではじょにおをスペインワイン担当に任命。(笑)
ところで、ワインを飲む時には、他に料理を食べたり、チーズやドライフルーツを合わせたりすることがほとんどで、単体で飲むだけというのはあまりない。特に俺はチーズが大好きなので、常に我が家の冷蔵庫にはチーズが4、5種類入っている。ヨーロッパでの値段などを見ると、日本の小売はバカバカしい値段で、ジェット燃料と税金を食べているようなものだ。「ワインはお金がかかる」というのは、ワイン単体の他、グラスやデカンタやワインクーラーなどの周辺の物と、こうしたチーズなどが要るからなのかもしれない。
そんな訳で去年末からちょこちょこ開栓していたら、ストックが少なくなってしまったので、先週末に外出がてら買ってきた。ワインの他、スペイン産のフエ・カセーロという白カビをまとったサラミ、そしてやはりチーズ数種類と、俺が疲れた時に「ドーピング」と称して飲むエルダーフラワーのハーブコーディアル、そしてお茶をした丸の内のコム・デ・ギャルソンのショップ内にあるRose Bakeryで売られていたライムのジャム。
じょにおには「ちょっと出かけるとすぐいろいろ買い込んでお金かかるんだから。もう。」と言われたが、じょにおもワイン数種を選んでいたし、サラミはじょにおが発見したのだし、チーズだって「これ買う?」とお伺いを立てたら「あ、あれはおいしかったですね!」とトリュフ入りのなどを積極的に選んでいたのだから、同罪である。(笑)
で、夜は夜でストックされていたアイスワインを飲んでしまい。
Tempus Two Botrytis Semillon(テンパス・トゥ・ボトリティス・セミヨン)とは耳慣れないが、アイスワインに珍しくオーストラリアなのだそうだ。一瞬、え、アイスワインだからオーストリアなんじゃないの?と思ったが。香りも甘味も、そしてほんの僅かグラスに小さな泡がつく微発泡具合も、まごうかたなきアイスワイン。ビターなトリュフチョコレートとよく合った。
ところでふと思うに、まあ俺はもう44歳だから多少の贅沢はいいとして、じょにおはまだ若干30歳。こんな贅沢をしていていいものだろうか? あ、じょにおを引き締めると俺も自動的に引き締められるのか。じゃあいいことにする。うんうん。