お茶屋『房の家』
食事後はお茶屋『房の家』へ移動。京懐石とお茶屋遊びの体験なのだが、普通には一見さんでは予約できず(外国のツアーエージェント経由ではプランがある)、ツアーに組み込まれているので体験できた。
料理は以下の写真のごとくで、各料理が運ばれてくるなか、舞妓さん・芸姑さんの接待がある。事前に知らされていたツアーの内容説明では単に「舞妓さん・芸姑さん」とあったので、都をどりとは無関係の人と思っていたのが、実際は座敷に姿を現した彼女達は、先刻見た都をどりに出演していた人たちだった。なので、稽古の様子の話や(都をどりは3月に稽古があってひと月で覚えるらしい。一人でお囃子も含めて3役をローテーションでこなし、稽古はビデオ撮影などはなしで、踊りもお囃子もその場で覚えなければならないのだとか)、本番の準備の様子等々、興味深い話を聞けた。




さて、そこまではよかったのだが、パートナーが夕食時頃から体調がすぐれず、発熱。いかにも辛そうな様子でホテルに帰り、万一のためにと持参しておいた解熱剤を飲んで早々に横になった。体調次第では翌日終始外出して桜を見て歩くのはキャンセル、ツアーに組み込まれていない夕食を別途予約しておいた懐石とフランス料理のフュージョンの店もキャンセルせねばと思うが、前日の夜なので、ツアー日程不参加はいいとしても、レストランに多額のキャンセル料金を支払って行かないのも忍びない。
そこで、今のうちに中学時代の同級生で和歌山に住んでいる友人のうーたんに連絡を取り、京都まで呼び寄せることにした。うーたんは、当初日程さえ合えば会おうかとも言っていたのだが、今回は予定がきっちり入っているツアーなのでまた今度、と一旦会うのを断念したところだったこともあり。元々フットワークは軽く、隣県などに車で足を伸ばすことが苦にならないたちの人間。急遽の予定を快諾してもらい、レストランはうーたんと行くことにして(無論、遠方に急な呼び出しをかけるので食事は俺の奢りで)、あとはパートナーの復調を願いながら1日目は終了。
(2日目へ»)
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