身辺の変化 一つ歳を取り、名前と戸籍を変える


さて、56歳の所感はそんなところなのだが、今年のうちにやっておかねば、ということをついに実行した。それは、名前の変更と分籍。

名前の変更

下の名前の読み仮名を変えた。もともとの漢字は改名手続きが煩雑なのでしていない。

来年からは戸籍法の改正により、現在戸籍にはない読み仮名を登録する運びになっている。そしてそれ以降、読み仮名変更は厳格化され、それを変えるのは家裁の許可が必要になるので、今年のうちにやってしまったという訳だ。漢字は難読漢字で、説明しにくく、誤解されることもしょっちゅうだったので、それを解決したいということもあった。ただしこれは、表向きの理由。

実のところ、元の名前は親から与えられたもので、毒親の呪縛から解かれるために、これを変えたかったのが、大きな理由だ。

届出先は、戸籍の置いてある区役所でなく、住所のある現居住の市役所。戸籍には、読み仮名が現時点では振られていないので、住民票を置いて届け出内容を管理している、現住所の役所に行くわけだ。そこで、現居住の市役所に赴いた。

法的要件云々以前に、読み仮名には法的根拠がない。なので、本人が変えたいと言えばシノゴノ言われる筋合いはないはずだが、何故変えたいのかと窓口で聞かれたので、「従前では難読・誤読のため」と回答。これを変更届の備考欄のようなところに書けばよい。記入して提出すれば役所からの抗弁はできるはずもなく、手続は完了した。

しかしながら、変更を市役所に届けたところで、証明書が出る訳でもなく、何か市役所で手続きした際に読み仮名が申請内容と合っているどうか、照会する材料の一つにすぎない。が、それでもこれで手続きは公には完了。これであとは順次、免許証、パスポート、銀行やクレジットカード会社への届出とクレジットカードの新読みでの発行と、展開していけばいいのだ。

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