水回りリフォーム 工事第2週 完成


まとめ

そんな訳で無事リフォームができた訳だが、使い勝手もデザインも満足している。窓枠やドアまで変えたのだが、やはり空間コーディネートを徹底するうえではやってよかったと思う。

風呂

リフォーム後の風呂

質感が大幅アップしたが、浴槽にヘッドレストが付いた結果、やや前後長が短くなった。ここは致し方ないところ。その代わり、浴槽は従来のFRPから人工大理石になって、見た目だけでなく、感触もよくなった。今まで原始的なゴム栓でお湯を溜めたり排水していたりしたのは、ボタンプッシュで行うようにアップデートされた。

壁面は黒のアクセントカラーを採用した部分に水がかかって乾燥した場合に白い汚れが目立つかと危惧していたが、ほとんど付かず、きれいで安心。

今回、床に除菌水を撒いて清掃する機構を付けたのだが、多分効果はあるのだとは思う。が、そもそもそんなに汚れないうえに、うちは入浴後浴室を乾燥させるので、カビもそう生えず、あくまで付加的装備といった所だが、マニュアルでの掃除は回数が減ると予想。

浴室ドアは、従来より10cm幅広の80cmにした。従来幅だとベースカラーが白だが、80cm幅ではシルバーが選べるというので、専らデザイン上でそうしたのだが、開放感が増し、使い勝手で言うと、ドアにつけたタオルバー(オプション)にバスタオルを掛けると、折らずに掛けられるので、使い勝手もよりよくなった。

洗面台

リフォーム後洗面台

圧倒的に良くなった。正直、以前のは家の中で一番気に入っていない所だったように思う。横に張り出していた収納は、三面鏡裏になることにより、すっきりし、洗面台は質感がアップ。

洗面台下の収納は、従来は観音開きで排水管が真ん中に張り出していたが、今回は配管が見えるなどということはもちろんなく、2段引き出しで広々、引き出し扉の質感も上々で、ソフトクロージャー付き。

オプションでタイルを貼った箇所も質感上々、タイルの表情が面白い。間接照明も効果的。

トイレ

リフォーム後のトイレ

上級グレードの物にしたことで、デザインはもちろん、基本的にノータッチになって清潔になり、利便性も増した。自動で蓋が開け閉めされるが、最初数日は開けようとつい手を伸ばしてしまった。(笑)

近づくと蓋が開く他、照明も点くので、深夜トイレに起きた時などは便利。

背後に照明が点く
背後に照明が点く

照明は背後の壁を照らす他、便器内にも点くのだが、後者は要るのかどうかとは思う。が、何かと便利になったことは間違いない。そして、壁が照らされると、ここをアクセントカラーの壁紙にして良かったと思う。

用を足した後は立ち上がってしばらくすると自動で流れて蓋も閉まるのだが、何となく不安で、自分でリモコンを操作して流したりする。

室内窓

室内窓

室内窓も効果的かと思う。空間が引き締まる。モダンシックな洗面台と、トイレとを空間的に仕切るここはインダストリアルだが、テイストの区切りにもなっている。

トイレ側から見た光景
トイレ側から見た光景

ここに使われる木目部分は、後述の戸棚や室外の窓の窓枠と全て統一して、グレーアッシュにした。素朴な風合いだが、黒や白のモノカラーにするより、変化があって面白いと思う。建物の造作として変えられない外窓のサッシは元々ダークグレーなので、そことのマッチングも図ることができた。

戸棚

グレーアッシュで設えた戸棚

戸棚はトイレ上と洗濯機上とで奥行きを違えている。収納物の違いと、トイレで座ったり立ったりする時の障害にならないようにしたのだが、奥行き違いにすることによって空間にリズムが生まれた。

この段差部分には、トイレを使った時にだけ分かるよう、ゴールドのパネルを貼ってある。

ほとんど見えない場所だがパネル張りにしてもらった
ほとんど見えない場所だがパネル張りにしてもらった

意外にカラーがシックで、遊びとしてはもう少し派手なゴールドでもよかったかとは思うものの、カラーマッチ的に違和感はない。

壁面・床・ドア

基本の壁面にはグラフィカルな模様の壁紙を採用した。多少厚みがあるリフォーム用の壁紙で、壁面の凹凸をカバーしやすいのだとか。

リフォーム後壁面

模様の中にラメ加工が入っていて、光の具合で光るが、トーンはホワイト基調なので、うるさくはない。貼る際の模様合わせは難しかっただろうと思うのだが、壁職人さんには頑張ってもらえて、継ぎ目はほとんど分からない。無論凹凸もほとんど感じられない丁寧さだった。

アクセントカラーの壁紙は、見るたびにこれにして良かったと思えるハイライト。

トイレと洗濯機の背面はアクセントカラーの壁紙に。
トイレと洗濯機の背面はアクセントカラーの壁紙に。

模様自体が面白いが、さらにそれを斜め貼りしたいと希望を出して、やってもらった。施工途中、貼られた状態を見たら、戸棚で隠れてしまう所にまで全面貼られていて、隠れるのがもったいないなと思ったほどだが、そうして戸棚背面まで伸ばすことで仕上がりの良さが出てくるのだろうし、壁の一部に留めることで、贅沢感が出るのだと思う。

戸棚取り付け前。隠れる所まできっちり貼り込んである。
戸棚取り付け前。隠れる所まできっちり貼り込んである。

床面は大理石模様のパネル。

防水でメンテナンス性がいいことは、水回りなので必須だが、足への感触も含めた質感もなかなか。模様もいい。最初、壁紙を斜めにしないなら、ここを斜めに貼ってもらおうかと思っていたのだが、石模様の流れ加減からして、正立の貼り方でも表情があっていいと思う。

洗面スペースへのドアはダークブラウンオークに。

当初、中の戸棚と同じ仕上げのグレーアッシュにしようかと思ったのだが、リフォームして表情の変わった洗面スペース側から見ても、従来の居室側から見てもマッチするよう、これにした。木目も抑え目の物にした結果、落ち着いたシックな感じになったと思う。

なお、天井ももちろん張り替えた。

リフォーム後の天井

ダウンライトの位置と数も変更し、換気扇グリルも新しくして位置を変えた。天井は真っ白だが、他と干渉しない程度の細かい市松模様が入っている。

※ ※ ※

そんな訳で、総まとめのビフォーアフター動画はこちら

総じて大変満足。施工会社には、細かく配慮してもらい、各段階を丁寧に見てもらった。担当者さんも礼儀正しく、仕事はきっちり。大変気持ちよくリフォームをすることができた。

追記:さらに以下2箇所をその後変更。

シャワーヘッドをTOTO製からグローエ製に。吐水パターンが増えた
シャワーヘッドをTOTO製からグローエ製に。吐水パターンが増えた
リフォーム前から持ち越した洗濯機用混合水栓を、プラスティック製のハンドルの物からスチール製に変更。
リフォーム前から持ち越した洗濯機用混合水栓を、プラスティック製のハンドルの物からスチール製に変更。