プットニョス、脚を鍼で治療する(医者選びの難しさ)


数週間前のこと。俺が休みで、昼近くまでダラダラ寝ていた。ベッドにはノアノアがいて、プットニョスはリビングに。寝室のドアは開けておいた。と、プットニョスの悲壮な鳴き声がして、慌てて寝室に行くと、立ち上がれない様子で、後ろ脚が痙攣している。すわ一大事と、かかりつけの動物病院に急遽連れて行ったが、原因は分からず。

上の動画は動物病院に行く前、車の出庫中に撮ったもの。しゃがむのが辛く、クレートに入りにくそうで、座れもしなかったので、この状態で、病状を記録して医者に説明するためにも撮っておいた。

半年ほど前にも同じような症状があった。カーペットをLDKに再度敷くきっかけになったその時には消炎剤を出してもらって、翌日には良くなっていたが、今回は良くならない。小さなクレートに入る時、少しくぐるような姿勢になるのも辛そうだったので、使っていなかった大きなクレートを出してきて、そこで過ごさせていたが、1週間安静にしてもあまり軽快したとはいえない状態だった。

そこで、人に紹介してもらい、鍼灸治療を施してくれる動物病院へ。少々不思議なホリスティック医療も手がけるところだが、ともかく鍼灸治療は有効だろうと、かかった。

鍼治療を受けるプットニョス。おとなしく受けるので助かる。しつけをしておいて良かった。
鍼治療を受けるプットニョス。おとなしく受けるので助かる。しつけをしておいて良かった。
脊椎周辺に計40箇所ほど打つ。
脊椎周辺に計40箇所ほど打つ。

鍼治療後は、すぐに動く意欲を見せて、驚いた。翌日には室内を歩き回れるほどになり、順調に回復。もう2回、鍼治療を受けて(実は告白するとその他のホリスティック治療も込みで受けたが、それは俺個人としてはあまりにもよく分からないものだった。200mlで2200円もする水も買わされたが、この際、鍼治療をしてくれたことのお布施と思っておく)、今では普通に散歩も行けるようになってほっとした。ともかく、病院を紹介してくれた方には感謝。

これとは別に、プットニョスは長年、股の周辺が湿疹のように赤くなる症状があって、そこはかかりつけの動物病院に診てもらっていたが、これも軽快しなかった。抗生物質も効かず、有効性のある抗生物質のテストも受け、かなりの出費と手間と、何より肝心の本犬に辛い思いをさせていたのが忍びなく、セカンドオピニオンを、と、上記の脚の症状がよくなって動けるようになってから、かかりつけ以外の近所の動物病院に診せてみた。

と、結果から言うと、アトピー様のアレルギー性皮膚炎とかで、抗アレルギー剤の治療であっさり軽快。今までのは何だったのか。アレルギーを疑わずに、検査して、抗生物質をさんざん出されて、腹立たしくさえある。治療の方針は医院毎に色々あろうが、プットニョスは幼犬時代に、前のかかりつけの動物病院でアレルギー検査も受けていたが(フード選定の指針とするため)、抗体が十分できて反応が見られるような年齢でなければあまり意味をなさないという。それもどうなのか、と訝しく思う。

人間でもそうなのだが、いい病院を選ぶのは難しい。殊、犬は自分で症状を具体的に訴えることができないので。飼い主としての責任を痛感した、このひと月余りだった。

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