PCレスキュー再び


以前、突然ブルースクリーンになる等の不具合が出たのが2年半ほど前。トラブル対処してそれ以降、快適に使ってきたマイPC大二郎2号だが、最近またブルースクリーンや突然の再起動などが頻発、おちおち使えない状況に。システムスキャンで多少のアドウェアが検出されて削除、余計なソフトウェアをアンインストール、ドライバの入れ直し、調子が良かった頃のバックアップからシステムを復元などを試しても治らない。

こういう時はまた基本に立ち返って物理的不具合を見直すべし、と、前回ラジエーター前のファンを外して埃を取り除いたが、今回はそのラジエーターも外してみる。と…

ラジエーターを外して裏返したところ。
ラジエーターを外して裏返したところ。

埃が溜まっているのも目につくが、ラジエーターの銅板とCPU側の間にあるCPUグリスが劣化してしまっていることに気づく。

「ラジエーターは外しにくいからここまで見なかったなあ」と思い、まずはこの劣化したCPUグリスを取り除く。これだけでは当然直らないので、CPUグリスを買って新しく塗ることにする。(こう簡単には書いているが、PCオタクではない俺、CPUグリスに思い至るまでに何と日にちを要したことか)

そしてCPUグリスを入手し、塗る。

CPUグリス。これは注射器に入ったタイプで、シルバー含有
CPUグリス。これは注射器に入ったタイプで、シルバー含有

CPUグリスは熱伝導率が高いほど値段も高い。購入前にPC自作経験のある友人に相談したところ、「そんなに高くなくてもいいのでは」と言われ、そう言われつつもこれを施して効果がなければ安物買いの銭失いになるので、そこそこの物を買ってきて、該当箇所に塗り、ラジエーターを装着しなおしてPCの筐体カバーを元に戻し、祈るような気持ちで電源ON。

と、埃を取り除いただけでは突如の再起動が起き、スタートアップの修復が必要だった大二郎2号、今度は無事立ち上がり、立ち上がり後もようやく安定するに至った。ほっ。
今回こんな対処をしてみたのだが、多分大方の一般ユーザーはブルースクリーンや再起動頻発ということになると、こんな七面倒臭いことはせず、買い替えてしまうのだろう。

今年で7年になる大二郎2号、BTOで組んだ時には結構パワフルなPCだったのだが、当時はまだOSはWindows Vistaだったし(但しVistaは評判が良くなかったのでXPプリインストールで購入)、7年の間に当然プロセッサやビデオカードも高性能な物が出てきて、大容量データの扱いなどを考えるとメモリも不安に。そろそろ引退かとも思うのだが、実はプロダクトキーをなくしてしまったソフトウェアが入っていて、PCを買い換えるとなるとそれも新調しなければならず、結構な出費になる。またしばらく使ってみていよいよという時になったら考えるか。