シトロエンDS4 ナビ換装


先月末、ようやくナビを換装した。購入時につけた富士通のエクリプスEP001があまりにも酷いので(ルート選択のアルゴリズムがなっていない=常識的に考えてそういう道はガイドしないという細い道を通らせる、逆に幹線道路を一度選択すると遠く離れてリルートしても頑固にそこに戻らせようとするなど、散々なもの)、付替えようと思いつつ、車を預けるのが面倒でついつい後回しになっていたもの。

ビフォー。フレームに幅を取られて画面が小さく、しかも4:3。サイドスイッチ操作のため、右に隙間がある。
ビフォー。フレームに幅を取られて画面が小さく、しかも4:3。サイドスイッチ操作のため、右に隙間がある。

そして今回付け替えたのが、シトロエンジャポン称するところのオリジナルSSDナビセット。

アフター。ワイド画面で、左右化粧パネルを施してデザイン的に収まりが良くなった。面積的にはビフォーの1.5倍位か。
アフター。ワイド画面で、左右化粧パネルを施してデザイン的に収まりが良くなった。面積的にはビフォーの1.5倍位か。

これ、中身はパナソニックのゴリラ。本国仕様はオーディオナビ一体型の操作部分(および本体機械部分)が1DINサイズのオーディオのところに収まっていて、ナビ部分にはモニターだけで、モニター部分後ろにスペースの空きがないんだとか。なので、日本はポータブルを埋め込む形になっている。SDを挿せるのだが、SDは裏からケーブルを引っ張ってグローブボックス内に収めるようになっている。

本国仕様。もちろんこの方がいいに決まっている。
本国仕様。もちろんこの方がいいに決まっている。

で、付け替えたナビを使用してみたところ、画素数がすこし粗いが、基本性能はいい。VICSビーコンで渋滞その他情報も表示されるし、ポータブルながら車での使用をきちんと考えてある。この前の東京⇔大阪⇔和歌山のロングドライブ時もストレスなく使えたし、富士通とはえらい違いだ。ナビのタイミングも適切。昼夜の自動モード切り替えが多少敏感過ぎるかもしれないが(高架をくぐる道などで昼間に夜間モードに一瞬なったりする)、鈍くて眩しいよりはいい。

夜の様子。
夜の様子。

しかし、シトロエンの電子デバイスの統合は他の海外プレミアムメーカーとくらべて遅れていると言わざるを得ない。輸出仕様も含めてそこら辺を何とかしてほしいもの。今年出るC4ピカソはタッチパネル全面採用なので、多少進歩しているだろうが、DSシリーズはデザイン訴求型なのだから、最初から頑張ってほしかった。

ところで、新しいナビはこれはこれで問題もある。前のナビで使っていたバックカメラとこれの相性がよくなく、変換コネクターを介して接続していると、なんとハザードを点けるとカメラ映像が消えるという…。これは来週ケーブルを引き直して直してもらう予定だが、そういうのは換装時点で検証して予め対策をしてほしい。フランス車はもはやユルいとはいえないが、対応はまだゆるゆるなのか。(苦笑)

ところで先月下旬に走行距離が1万キロに。

何かこういうのは撮ってしまう(注:完全停車中に撮影)
何かこういうのは撮ってしまう(注:完全停車中に撮影)

すでにこれを撮ってからロングドライブで1,300kmほどは既に走ってしまっているが。車の根本機能としては、致命的なトラブルもなく、エンジンは吹けるし、細々した所に目をつぶると、基本はいいと思う。それにやはりレアで、街なかではまず出くわさない。何よりスタイリングは美しい。今の車は迫力ばかりを追い求めているが、フロントの表情など、端正と言ってよいと思う。
では次もシトロエンか?というと、今後の車の開発具合や日本マーケットへの導入を注意深く見ていかねばならないが、DS4、愛着は相変わらずである。

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